143 :
優しい名無しさん:
「いやだ!」
アマレはfzxの胸に顔をうずめて叫んだ。
「僕を捨てないで!」
涙と鼻水でベチョベチョになった顔を向けタラコ唇を震わせながら懇願するアマレは
もはや地球外生命体、エイリアンのようであった。
「よりにもよってなんでこんなヤツ掘っちまったんだろう・・・」
fzxは胸の中でつぶやいた。
2人の出会いはヤフーチャットのメンヘル部屋であった。
29歳にして女を知らず、おずおずとしたアマレはfzxには新鮮に思えた。
2人の仲が急速に深まったのはPM(プライヴェート・メッセージ)という
システムからだった。性格と容姿に多大な欠点を持つ2人はすぐに意気投合した。
互いの胸の内を話すにつれ、2人は惹かれあっていった。
意外にも「会おう」と言い出したのはアマレからであった。
彼の人生最大の決断と勇気であった。
うらぶれた安宿の一室でアマレはfzxに抱かれた。
アマレの包茎を優しく剥いてやり、性器の手入れ法までかいがいしく
教えるfzxはアマレには頼もしく思えた。
fzxの怒張したそれがアマレの直腸を貫いた時、アマレは一瞬にして
射精した。これまで味わったことのない快感が彼の脊髄を貫いた。
それでもなお、情け容赦なくピストンを続けるfzx・・・
「あ・・・ああ・・・」
はじめて直腸を貫かれる痛みと不思議な感覚にとまどいながらも
アマレは登りつめていた。
fzxの逞しいそれはアマレを陶酔させる魔法の棒であった。
「あひいい・・・あひあひ・・・あへぇえええええ・・・アイヤーー」
人間離れした雄叫びを上げてまたアマレは射精した。
前立腺をリズミカルに突かれることで、アマレは波のように押し寄せる快感に
気が狂いそうだった。男だけの絶頂・・・禁断の扉・・・
まさに、アマレがその扉を開けた瞬間であった。
「ふぅーーーー」ため息をついてfzxがアマレの中で果てた。
背後からfzxにしっかりと抱きすくめられたアマレは嗚咽を漏らしていた。
「怖かった?」 fzxの優しい問いかけにアマレはわずかに首を振った。
「君は素晴らしいよ・・・」fzxがつぶやいた