金曜ドラマ「未成年」 について語るスレ

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186優しい名無しさん
くだらねえ…
こいつらなんってくだらねえ…
まるで季節はずれのカエルみたいに…
ゲロゲロ…
ゲロゲロ…

ヒロ「大丈夫?」
萌香「あ…高校生だったの」
ヒロ「バイトだったんだよ
   友達?」
萌香「うん。大学の。」
ヒロ「え…大学生?…すか?」

萌香「私は2年」
ヒロ「俺は3年」
萌香「じゃあ、2つちがいね」

ガタンガタン…

(くだらねえのは俺も同じだ…こんなときに俺の下半身はまったくくだらねえ… なっ!静まれこの野郎…!)

ヒロ「…興味なさそうだったけど?」
萌香「え?」
ヒロ「ライブ」
萌香「見てた?」
ヒロ「うん」
萌香「いろんなとこ、行こうと思って…楽しそうなとこならどこでも…」
ヒロ「え…?」
萌香「あたし、決めたんだ…
冒険しようって…
冒険しよう、って。」
187優しい名無しさん:2006/03/14(火) 20:25:06 ID:7LNtRH2h
順平「コイツラがガンつけたとか変な因縁つけてよ…」
ヒロ「殴られたのか・・・?」
順平「そうだよ・・・!こことここ…2発も・・・」
チンピラ「ここは俺らの島なんだよ」
ヒロ「許してやれよ・・・」
チンピラ「ああ!?許してくださいだろおが、あぁ!?」
デク「カシャ」
チンピラ「ああ!?何やってんだよおめえオモチャのカメラで何やってんだよ!?」
ヒロ「くだらねえ・・・!どいつもこいつも…」
チンピラ「なんだとぉ!バキッ!」
順平「ヒロ!もう、やめてくれよお…」

五郎「あ、俺のバイクが
   ライトが割れとる
   だれだこんな事したのは!?」
チンピラ「すっこんでろ・・・うっ・・・!」
   (バキッ!!!!!)
五郎「なめんなこの野郎!
   あんちゃん・・・何発やられた」
順平「2発・・・いや3発です、あと・・・友達もやられました・・・」   
五郎「そうか
   ・・・オラ立てよ」
   (バキッ!!!!!バキィッ・・・!!!!)
チンピラ「うう…許してください!!!」
ヒロ「もうやめろ…!」
順平「バカ!ヒロ!モノホンなんだぞ!!」
五郎「はあ・・・はあ・・・
   ひさしぶりだな、ヒロ・・・」
順平「え!?」
188優しい名無しさん:2006/03/14(火) 20:30:11 ID:7LNtRH2h
順平「ヒロがあんなモノホンと知り合いだったとはなあ・・・」
ヒロ「俺も驚いたよ、中学ん時教師殴って少年院はいったのは知ってたけど」
加代子「ほらそこちがう!」
ヒロ「カーコもうバイトの時間じゃねえか?」
加代子「いっけない!」

順平「なあ最近カーコの奴色っぽくなったとおもわねえか?」
ヒロ「恋でもしてんじゃねえか」
順平「やっぱそうなんかんねえ!?」
ヒロ「・・・あ?」
189優しい名無しさん:2006/03/14(火) 20:37:21 ID:7LNtRH2h
ヒロ「ついてくんなっつってんだろ!
   ステイ!
   変になつくんじゃねえっての・・・この、デクの棒!」
デク「デーク?」
ヒロ「はあ・・・」
190優しい名無しさん:2006/03/14(火) 20:51:25 ID:7LNtRH2h
辰巳「ああヒロ、帰ってたのか」
ヒロ「兄さんまた試合勝ったってね」
辰巳「たまには試合観に来いよ」
芳史「博人、ただいまくらい言ったらどうだ」
ヒロ「・・・ただいま」
辰巳「ヒロ、紹介したい人がいる
   新村萌香さんだ」
萌香「初めまして」
ヒロ「どうも・・・あ・・・」

芳史「ラグビーってのはね一瞬のひらめきが大事なんですよ
   特にスタンドオフってポジションはね、頭脳と才能、これが必要不可欠なんですよ」
萌香「ラグビー連盟の会長をやっていらっしゃるって・・・」
芳史「ん、まああれは名誉職ですな、ははは」
辰巳「小さい頃から鍛えられたんだよ、俺も、ヒロも
   まるでラグビー版巨人の星さぁ」
芳史「まあもっとも、ひとりはまったくあてが外れたがな」
辰巳「父さん…ヒロには向いてなかっただけなんです」
芳史「向いてない?じゃあ辰巳、博人に向いているものは一体なんなんだ
   勉強はまるで駄目、スポーツもまるで興味が無い
   お前、一体毎日何を考えて生きているんだ」
ヒロ「はん…別に何も」
芳史「博人!お前何か一度でも努力をしたことがあるのか!
   何かこう熱くなるものがないのか!!」
ヒロ「ハハハ・・・」
芳史「何がおかしいんだ!!」
ヒロ「まるで大昔の青春ドラマみたいだからさ
   あの夕日に向かって走ろう!!!へっ…」
芳史「なんだと!」
辰巳「父さん!お客様もいらしてるんですから…」
萌香「私は別に…」
辰巳「ヒロ、父さんに謝るんだ」
ヒロ「出来の悪い息子で発散したきゃ殴ればいいんだ…!」
芳史「博人!」
萌香「……」
ヒロ「…すいませんでした…
   もう、いいですか?友達から電話…」
辰巳「ああ、おやすみ」
芳史「母親そっくりだ…
   いつも何かに不満そうだったあの顔に…」