23 :
優しい名無しさん:2005/07/10(日) 07:16:44 ID:FXm+KNPd
しかし自由主義者の相対主義っぷりを原理主義者に押しつけるのもいかがなものか
本来相対的なものに対して相対的態度を取るのは相対「主義」でないだろ。
なぜかファンタオレンジは至善でありファンタグレープは邪悪であるという考えを
持つ奴に対して「・・アンタがどう考えてもご自由だがとにかく俺がメローイエロー飲むのに文句つけるなよな」
というのは単にフツーに人生を楽しもうとしているだけで何かの主義や思想を広めようとしてる事とわ違う罠。
>>1 なんか偏屈だけどあくまでも自分個人の意見として
主張してるところが好感を持てる。
あと「カントの時間論」てやつもおすすめかな。
>>23 意味分からんよな、これ。
原理主義者の側が何も押しつけてこなければ
初めから諍いは生じないのだから。
>23
>26
原理主義の原理主義たるゆえんというか真骨頂だね。
もの凄く独善的で妙な事を言っているのだが、その事に気付く能力がある
ヤシはそもそも原理主義者にはならないわけで・・
1.日常生活の中や、新聞・雑誌・テレビの報道などから、気にくわない人間、
こてんぱんにやっつけてやりたい憎たらしい相手を見つけ出します。
これは、個人的な感情に基づいたものでかまいません。
(例・最近の若い奴らは講義の間、やたら私語が多い。私の素晴らしい
講義を真面目に聞かないなんて、けしからん)
2.その批判対象となる人たちが、なぜ気にくわないのか。落ち着いた雰囲気
の喫茶店で(ドトールや、とりわけスタバは、アホ女子大生の巣窟なので適
しません)コーヒーでも飲みながら、結論を出します。これももちろん、個人
的な感情論で結構です。理系の学問ではこの段階の意見を仮説と呼びますが、
社会学にかぎっては、仮説と結論は同義です。
(例・あいつらは親のスネばかりかじって、自立していない。だから自分勝手
だし、私の講義の素晴らしさにも気づかないのだ)
3.資料やデータを収集します。このとき注意しなければならないのは、自分の
結論を裏づけるのに都合のいい証拠だけを集めるということです。高いコーヒー
代を払ってせっかく練り上げた結論なのですから、大切にしましょう。それを
否定するような資料やデータは見て見ぬふりをします。
(例・フリーターが増加するのに連動するように、私の講義の出席人数は年々
減少している。そして、こどもの出生率も同様に低下している)
4.なお、データの一部分だけを抽出したり、意図的に資料を誤読したりするのは、
社会学研究上での重要なテクニックですので、日々研鑽に励まねばなりません。
統計学の手法を用い、重回帰分析などのテクニックを使用するのも有効です。
学力低下のおかげで、算数の不得意な人が増えたので、たやすく煙に巻くことが
できます。
5.手頃なデータが手に入らないときは、海外に目を向けるのも大切です。
「アメリカでは……」「イギリスでは……」と具体例を引くことで、日本人の
西洋コンプレックスを上手く利用しましょう。ただし、日本より劣る点には、
目をつぶらねばなりません。「イギリス人はみんな立派で、日本人のように
ふにゃふにゃしていない」これは結構です。でも、「イギリス貴族はみんなホモ」
「イギリスの若者はみんな失業中で薬物中毒」などの具体例は(たとえそれが
公然の秘密であっても)逆効果です。
6.データをもとに本を書きます。論文ではなく、本です。論文を読むのはごく
一部の物好きだけです。近年の創刊ラッシュにより、新書なら比較的楽に出せます。
ハードカバーでなきゃ、というプライドは捨てましょう。そして、この段階で、
個人的な恨みつらみの要素は取り除かねばなりません。ひねり出して磨き上げた
個人的な結論を、一般的な社会問題にすり替えて大袈裟に煽り立てましょう。
(例・フリーターの増加と少子化は明白な相関関係にある。したがって、
なまけている若者を真面目に働かせることが、日本社会再生のカギとなることは
言をまたない)
その本持ってるよ。リンクすればいいところをなぜ長文引用?
32 :
優しい名無しさん:2005/07/18(月) 18:31:12 ID:5KjijUjr
読んでるよ。
連休を使って、久しぶりに<対話>の無い社会、私の嫌いな10の言葉、
うるさい日本の私、怒る技術を読み返しました。スッキリしたー
>私の嫌いな10の言葉
あれは面白い。単なる個人的怨恨で書かれた本なので迷いが無いというかw
この人は本気で死を恐れ、死と向き合っている哲学者だと思う。
そういう意味ではすごく真面目。本物。
逆に、そう考えると『私の嫌いな〜』あたりは感性的な部分の話だから
どうでもいいんだけど。面白いが。
死が人並み以上に怖い・・・ から、 普通の人では気にならないような
言葉の欺瞞が気になるのです。
36 :
優しい名無しさん:2005/07/28(木) 19:30:05 ID:fhlZN2PC
ぁげ
38 :
優しい名無しさん:2005/08/05(金) 20:16:08 ID:Ns6KLNC1
いまさらと思われるかもしれんが、無用塾ってどうして閉鎖になったの?
39 :
優しい名無しさん:2005/08/07(日) 00:20:23 ID:s/rtqdvN
生徒が自殺したんじゃなかったっけ?
やっぱりそうか・・・どうもあんがと。
41 :
にいな:2005/08/08(月) 00:57:48 ID:Uv/R0I0+
明日は久しぶりに不幸論読もう
最初のページに中島義道が学生時代に書いた童話?が書かれてある本のタイトルなんだっけ?
「明日はどこから来て昨日はどこへ行ったの?」って話
知ってる人いたら教えてください(・∀・)
生きにくい・・・私は哲学病
>>38 無用塾に若い青年が少なくなって年配の人だらけになり
よしみっちゃんの理想に合わなくなったのが閉鎖の理由だと
よしみっちゃんの本に書いてあったけど・・・
ホモ。編集関係者が言ってたから間違いない。
でも奥さんいるし子供もいるんだよね
両刀?
どうせ死んでしまう……
私は哲学病……
50 :
優しい名無しさん:2005/09/01(木) 14:12:11 ID:TiTACmkC
この人には鬱よりアスペの匂いを感じる。
51 :
優しい名無しさん:2005/09/04(日) 12:32:39 ID:0vm9jMHq
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20050831 ちなみに私が書評(酷評、『文藝春秋』2001年11月号)した『僕は偏食人間』に出てくる、電車内の携帯電話使用を注意したら「あなたは誰にでもそうやって注意するんですか」と言われて「そうです」と言った、という箇所、
私は、もしそうなら屈強な男に中島はボコボコにされているはずだ、と書いたのだが、中島から手紙が来て、「その時の気分に応じて誰にでも注意する」のだとあった。
嘘つき。
あげくその女子高生が「面白そうな人なので連絡先教えてください」と言ったなどというのは実に嫌らしい自慢話で、私はこの本を読んだ時から、中島をペテン師だと思っていたのである。
中島よ、某社の某編集者はあなたのおかげで本当に困っていたぞ。もっともあなたはそういうトラブルも書いて、自分はその後で仲直りするのがうまい、などとしゃあしゃあと書く御仁である。
私と仲直りするのは不可能だよ。 (小谷野敦)
52 :
mi:2005/09/04(日) 16:01:10 ID:zSJ5Jeez
幼少の頃から死ぬことだけを異様なほど恐れているのは、やっぱりどこか
病気というべきかもね。精神科に行けば何らかの病名がつくと思う。
ある種のタイプの人にはものすごく受ける人だけど、この「死ぬことが怖い」
だけは、あまり一般的な感性じゃない。
中島の本を読んでいると、すべては理不尽である。特に「死ぬこと」には誰も
逆らえないのだから、という説明をする。
でも、僕個人についていうと、「死ぬこと」なんて全然怖くないんだよね。
死なんてどうでもよくて、人に愛されるかどうか、人間関係がうまくいくかどうか、変な奴と思われたり
病的な部分がばれて嫌がられないか・・・という不安しかない。
この差は大きいと思う。中島の用いる論法は、「すべての人は死ぬ」→「だから生は理不尽である」
というもの。だけど、死ぬことを考えもせず、(日常的には)恐れもしない人に向かって、
「すべては理不尽だ」というメッセージを送るのは、はたして妥当なのか・・・?
数年前にはまったけど全部売っちゃったなぁ
54 :
mi:2005/09/05(月) 01:26:38 ID:b/MvKQMa
>>53 僕は一度売った後、また中島節が恋しくなってまた買いなおしちゃいましたよw
とくに「ウィーン愛憎」、「カイン」と「不幸論」は僕の宝物ですね。
今の僕の人生観、世界観みたいなものは、少なからずこの人の影響を受けていると思います。
いや、自分で薄々感じていたことを、中島氏によって正確に言語化することができたと言うべきかもしれない。
僕は強迫性障害&対人恐怖症なので中島氏とはだいぶタイプの違う人間かもしれませんが、
ただ生きるということの耐え難い辛さや、かなえられない理想を持っている人間は必ず不幸になること
などを徹底的に思い知らされるという点で、とても役に立っています。
あと問題なのは、
>>52で書いたことですね。
彼の死への恐怖がどの程度、彼の人生観や生活スタイルに影響しているかわからなければ、
彼の発言の重要性ははっきりしない。
私はすべてが「死が怖い」から始まっている人間だから中島の感性はすごくよく伝わってきますよ。
死が怖い → 人生は不幸、これは自明のこと。
毎日、ああ、死ぬんだなあと思って生きてます。
ちなみに極度に死を恐れるタイプの人を「タナトフォビア」と呼びます。
(病名とはちょっと違うみたい)
バーコード
57 :
優しい名無しさん:2005/09/28(水) 21:46:43 ID:GRoS3X0a
あげ
58 :
優しい名無しさん:2005/10/14(金) 09:35:48 ID:NG6Y3I3D
中学生の頃から「なぜ生きるのか」と考えている人間は“病気”だと、
桜井章一(伝説の雀鬼)は断言している。
楽しければそんな事を考える事など無いはずだ、とも。
俺は、生まれ付きの性格の差異に拠るものだと思うのだが......。
環境いかんに関わらず、生来の暴れん坊や哲学病患者は存在するのではないかな。
漏れは小学生のころから哲学病患者の気配がありました。
「死ぬのが怖い…」って。
むしろ子供のころのほうが
死をリアルに推察するものだと思う。
永遠に生き返らないというのがどんなに恐ろしいことか
ときおり落雷にでも打たれたように実感されるんだ。
長い睡眠あるいは世界のどこかから
世界を見守っていられるかのようなイメージが
流布しているがそんなものとは全然違う。
61 :
優しい名無しさん:2005/10/18(火) 23:25:14 ID:1FRmqaFm
5歳の頃、俺は恐怖に襲われた。
死ぬとどうなるのか・・・と。
その時は「宇宙に果てが無い」、「時間は止まらない」と直感した。
自分が死んで消滅しても、この世界は永遠に続き(終わらない)、果ての無い
空間は存在し続ける。
つまり、死んでも逃げられない。
この事をたまに考える。
なぜかシコッってる最中にふと考え、寒気を覚える。
62 :
優しい名無しさん:2005/10/22(土) 00:52:13 ID:6O/rQNvN
アサツーDK大学 助手
63 :
優しい名無しさん:2005/10/25(火) 07:56:59 ID:+odLD2bB
>>58 そういう人もいるんだねって感じだけど、「楽しければ」という前提から外れると
すぐ「病気」に逸脱してしまうような言い方をしている辺り、あまり他人との違いを
考える人では無さそうだね。俺の考え皆の考え、って感じなのかな?
64 :
優しい名無しさん:2005/10/25(火) 20:43:04 ID:Ac1Zr0tP
エッセイ的な文章に関してだけ言うと、「ウィーン愛憎」には衝撃を受けたけど、
それ以降の仕事は全部ダメだね。
どこかしら作為とか衒いがあって、素直に読めなくなってしまった。
もう 僕にとっては中谷章宏とか和田秀樹みたいなカテゴリーの人になっている。
「カイン」や「不幸論」も、結局、中島本人がどこまで本気で書いてるのかわからないんだよ。
「カントの時間論」みたいな本格的(?)なのは別にこの人を読む必要がない。
原著読んだり他の人のいい開設を読んだほうがいいだろうしね。
まあこの人も、本の内容と現実が乖離した部分もあるだろうね。
哲学者なんて大体そうでしょ
66 :
優しい名無しさん:2005/10/26(水) 22:46:51 ID:iO6DNx3e
このヒトの書く文章は、誰もが避けてた内容をガンホーしている事は確かだよな。
どいつもこいつも、ヘンなレッテルを貼られるのをイヤがってきたからさ。
だから、中島に救われた人間も少なからずいると、オレは思うんだな。
私の嫌いなを昔読んだ
結構有名な人なのですね
68 :
優しい名無しさん:2005/10/28(金) 23:49:24 ID:L7X8R4sv
ヤマダエーミは後書きを書いてる文庫本もあるね
69 :
優しい名無しさん:2005/11/04(金) 13:20:35 ID:HhRIx3TC
また新刊出したのね。印税稼ぎすぎだなあ、隠遁の為なのかな
70 :
優しい名無しさん:2005/11/04(金) 20:13:52 ID:Ii4nhAmA
大学の教授だって年金貰えるよね?
それだけじゃ足りんのか。
たしかに欲深そうな性格だもんね。
71 :
優しい名無しさん:2005/11/09(水) 23:28:29 ID:670Cum7x
印税って税金なの?
72 :
優しい名無しさん:
>>64 カント学者としては中の下と自分を位置づけているぐらいだしね。