【彼は】ムーララ情報求む【ドコへ】

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152優しい名無しさん
ムーララ・・・そう、彼は神の使いだよ。

俺ね、去年映画観に行ったんですよ映画。
ラストサムライを観に行ってね。もう映画観終わった時の俺とくれば、
それはそれは勇ましく、闊歩して肩をいからして街を調子こいて歩いていた訳であります。

で、さっそく歩いてて俺の肩に触れた命知らずのDQNが居た訳ですね。
ええ、もうね、その時の俺といったら、もう侍ですよ侍!!
さっそくそのDQNに言ってやったんですよ「こ の 無 礼 者 め !!」と。

相手は「なんじゃこの糞ガキィィ!!」と振り向いたんですが、
そこにはいにしえの名プロレスラーアブドーラザ・ブッチャーを日本人にしたような
スキンヘッドのごついおっさん、そして周りには「どうしたんすか!おやっさん!!」と
若い衆がぞろぞろと集まってきたんです。

俺はすっかり侍になりきったことも忘れ、「い、いや!あなたじゃありませんよ!」
「あなたも向こうにいるあの小汚いジジイのことであります!」と俺必死に言い訳。

ところがそのブッチャー「なんじゃとぉ!このガキがぁ!親父に向かって何ほざいとんじゃぁ!」と
俺に一括するなり、俺は路地裏に引きずられて、取り囲まれました。
「小僧、覚悟はいいよな?これがお前の見る最後の景色だ」、俺もう死ぬのを覚悟して目を閉じた。
ああ、終わったよ、俺の短い人生、さよならママン・・・・OTL 俺は神に祈った。
と、その瞬間!!大地を切り裂くような裂帛の気合と共に怒号が辺りに響き渡った!!




     「  俺  は  ム  ー  ラ  ラ  だ  !  !  」



その瞬間、周りの暴漢達は次々と声にならない叫び声をあげた!
「うわーりりりりり!!コートニーほんとにー!!」「黒裏!足の裏!!」
「白いたんぽぽ・・・あhとあgはおpほふじこ」「帽子ってオサーン顔っていうかおっさん!」

次々と倒れる暴漢達、眼にも止まらぬ必殺の蟷螂拳で若い衆を倒すや、
あの忌々しいブッチャー一人になった。「われぇ!これでも喰らえやぁ!」と吼えると
いきなり拳銃を取り出し、ムーララに向け発射しようとした。危ないムーララ!ピンチ!!と思った瞬間!
ブッチャーは声にならない叫び声をあげた。「う!うう!!なんだその身長2メートルはありそうな
顔の割りには170以下な身長・・・ぐはぁわしには、こいつは殺れんとですOTL」

俺 「あ、あなたは一体・・・神様ですか・・?」

ムーララ 「俺はムーララ、名も無き喪男さ。今はりりの愛を求めて栃木を彷徨う足の裏さ。」

俺 「本当にありがとう御座います。ムーララさん!俺、一生忘れないっすよ!メンサロにも宣伝するよ!」

ムーララ 「気にするな。お前の心の叫びが俺に届いたまでさ。もう無茶するんじゃないぞ」

ムーララさんは俺に言い残すと、静かに去っていった。俺はこの日以来、ムーララさんの弟子の末席として
必死に活動している。ムーララ師父・・・偉大な漢だよ。