>>274 酔っているので文章が乱れがちなのはお許しください。
次に書く込むのは、私のみの印象です。
抗うつ薬の大雑把な歴史を知っておいてください。
1)三環系抗うつ薬(トリプタノール、トフラニール、アナフラニール)
2)上記の薬剤の不快な副作用(便秘・立ちくらみなど)が少ない四環系抗うつ薬
(ルジオミール・テトラミドなど)
3)SSRIとSNRI
の流れです。
1)2)も、SSRIとSNRIと同様の薬理作用を持っていますが、
副作用が新規組に比べて強い。しかし、安い。
ここで、アメリカのうつ病治療のガイドラインが登場します。
第一選択はSSRI(ここにSNRIが入っていたか忘れた)、
第二選択がアモキサン、第三選択が三環系。
(個人的には、高い薬から使えと誘導していると深読みしてますw)
そして、SSRI(特にパキシル)特有の副作用の発現。
予見できていなかったので、アメリカでは訴訟。製薬会社は示談金で解決。
以後は、但し書きに明記。
なんて流れがありますw
私は薬理の人なのでパキシル・ルボックス・トレドミンは使い分けてます。
臨床効果・効果時間もまったく異なります。
好みで決めるというのは、お客様に失礼だと思いますが…
使い分けている医師がどれくらいいるかは不明です。
副作用のない薬はありません。
SSRI、SNRIにも以前の抗うつ薬には見られなかった副作用があります。
三環系もよい薬です。第一、安い。
若い医師は好みませんが私は最初から使うこともあります。
安くて、確実に、速く良くなっていただくのが最良でしょう。
雑談です。読み流してくださいね。