633 :
candy ◆QpMngreB46 :05/02/10 18:57:08 ID:bxV8zx6k
なにげに ブランコさんが! (*'∇')ェヘッ☆
どのくらい眠っていただろうか…?
起きてみるとそこは真っ白な部屋だった。部屋を出てみるとそこは病院という事がわかった。大きな病院だ。
でも僕以外の人は居ない。さっきの部屋とは違って薄暗く壁もボロボロだ。
みんなどこにいってしまったんだろう?
僕は病院の外に出た。
そこはもう僕の知っている世界ではなかった。
建物は崩れ太陽は雲に被われまるで廃墟だ。
そう、すべて終わったんだ。でも何故僕はここに存在しているのだろう?わけもわからず僕は歩きはじめた。
街を離れ歩き続けていると焼けた廃屋を見つけた。誰かが焼き払ったのだろうか、リビングだったと思われる場所には黒く煤けたジッポライターが落ちていた。
僕はそれを拾いカチカチと鳴らす。
そしてまた歩きはじめた。
カチカチ、カチカチ。
僕は拾ったジッポを鳴らしながらただひたすら歩き続けた。上を見上げても空は僕の心のようにうす汚れ曇っている。
いつからだろう、こんなになってしまったのは…
カチカチ、カチカチ。
しばらく歩くと草原が広がっていた。灰色の草原。
草を踏む感触が心地良く僕は夢中で歩いていた。
すると物干し台が置いてあった。竿にはロープが吊してあり地面には干からびた少年の死体が転がっていた。
胴体は2つに千切れ首は今にも取れそうだ。悲しそうな表情のまま固まっている。少し離れた所には首だけが転がっている。怒りと憎悪に満ちた表情だ。
周りを見渡すとまた廃屋があるので僕はそこに入ってみる事にした。期待に胸が膨らむ。
もしかしたら誰かが居るのではないか?そう思ったからである。
廃屋の中には人は居なかった。かわりに頭の無い干からびた死体があった。胸にはナイフが突き立てられている。
さっきの頭はこいつの物だろう。僕はナイフを死体から引き抜くとそれをポケットに入れた。
外にあった死体はきっと誰かが移動させたんだ。僕はなんだか嬉しくなった。
割れた窓から顔を出す。外はさっきより暗くなっている。
…もう夜か。
明かりが欲しいな…
僕は部屋中を物色してライターのオイルを見つけた。
拾ったジッポにオイルを入れる。火が着いた。
僕は横にある首無し死体に火を付けた。
火はゆっくり燃えている。僕は決めた。以前ここに来た人を探す事を。
目標が決まってなんだか楽な気持ちになった。
今日はもう眠ろう。
起きると首無し死体はもう灰になっていた。
『いつか俺も…』そう呟き僕は窓から顔を出す。今日も日差しは無く薄暗い。風は冷たく懐かしい匂いがする。
今はもう忘れた記憶、ふとあの頃の感覚だけが蘇り胸が痛くなる。
僕はまた歩く事にした。ポケットからナイフを取り出し伸びきった草を切る。
しばらくすると地面はアスファルトに変わっていた。周りにも朽ち果てた建物が並んでいる。どうやらどこかの街についたみたいだ。
『ライターの持ち主はここを通ったのかな?』
僕は公園に居た。ベンチには何だか大きな鳥の白骨死体がある。僕はベンチに座り
『君も死んだのか、ところでここに人が来なかったかい?』鳥の骨に向かって呟いた。返事が返ってくるわけでもなく僕はまた歩きだす。
少しずつ辺りは暗くなっていく。すると一斉に街の電灯がつきはじめた。
『電気が生きてる、もしかしたらここにあの人が居るかもしれない。』久々に見る電灯は綺麗だった。まるで僕を導くように明かりのついた道は続いている。
それに魅せられ僕はひたすら歩く。するとコンクリートの壁から無数のパイプが剥き出しになっている。パイプからは緑色の液体が流れていた。
喉がかなり渇いていたので僕はそれを飲むことにした。
味は悪くない。炭酸の抜けたメロンソーダみたいだ。少し経つとだんだん気持ちよくなってきた。まるで空を飛んでいるような感覚。
フラフラになりながら僕はまた歩きだした。電灯に導かれて…
640 :
candy ◆QpMngreB46 :05/02/18 21:17:21 ID:jZxWIdtH
ほしゅ☆
ぼく…スレを立てようかまた迷ってる…。
別に要らないか…。
廃墟もあるし、遠い地もあるし。
>>641 誰?こんなスレならいくつあってもいいよ。
644 :
candy ◆QpMngreB46 :05/03/02 22:33:33 ID:8FDKmWF5
白湯枕さん
(*′ρ`)ノ いくつあっても いい☆
これでも、メンヘル板時代からの固定だよ…居て居ないようなものだけれど…。
ぼくは空気、殆ど窒素
窒息!
チョーク!
チョーク!
プハァ…おはよう
646 :
candy ◆QpMngreB46 :05/03/12 07:57:51 ID:HHCkBxkY
ほしゅ☆
647 :
candy ◆QpMngreB46 :05/03/20 20:29:34 ID:cOQAS/m5
ほっしゅ★
648 :
candy ◆QpMngreB46 :2005/03/29(火) 04:38:24 ID:RbxMOgWw
ほしゅ☆
649 :
candy ◆QpMngreB46 :2005/04/07(木) 21:49:10 ID:FWFLfLov
廃墟にも 桜散る?
雨上がりの虹よ
小鳥を奪ってく...
森の泉からとどく
子守歌を聴いて...
静かに訪れてきた
風船の手紙を読んだ
空を舞う箱船よ
虹に咲く花よ
織り数えた祈りを
君の廃墟に桜を...
まだ怖いの。
まだ時間が足りないの。
廃墟と一緒に、心も風化しそうだ
俺はまだ
風化させるつもりは無いけどね
とはいっても
動けないわな・・・
654 :
candy ◆QpMngreB46 :2005/05/08(日) 17:17:29 ID:EGWcIccK
廃墟で迷子 (iдi)
保守しておきますね・・・
なんかもうやだ
つらい、やってらんない
どうしようもないほど、くるしい
もういや、もうどっかいきたい
つらい、くるしい
こころが痛い
もういやだ
657 :
優しい名無しさん:2005/06/12(日) 14:03:11 ID:r/Zkp/cd
廃墟か、、
待ち続けるのって・・・
パラパラと音を立てる水滴。
頬を伝う水滴。
透明な水滴。
何かな。
空を見上げると鈍色の世界が広がっていた。
最近は青色ばかりだったから、
其の色が少し意外だった。
少しだけ肌寒くなったけど、こんな日もあるんだよね。
忘れていた彼方から、水滴がパラパラ。
>>candyさん
わけあって2chを離れる事になりました。
今までいろいろとありがとうございました。
あなたの幸せを何処かでお祈りいたしております。
∧ ∧∧ ∧
(,,* - )ー`*) ぎゅぅ☆
.___ ノ つ⊂ ヽ
'==='〜(__つ( )ノ
みんな今までありがと。忘れないよ。。
必ず幸せになってくださいね。
621 :Angelus ◆/ARK4mBz8. :2005/06/23(木) 05:13:38 ID:Eol4l/cO
Angelus#Wild_Win
661 :
candy ◆QpMngreB46 :2005/06/23(木) 12:45:01 ID:kl/N9Rg5
>>660 もう 会えないのかな…? 寂しい…(iдi)あたしもあなたの幸せを祈ります。
。+゚(。′口`。)゚+。ヮーン 忘れないよッ!!
此処は、廃墟でしかないけれどそれでも・・・
664 :
優しい名無しさん:2005/07/08(金) 16:20:37 ID:6xXtUXMn
何となく…保守age
665 :
優しい名無しさん:2005/08/02(火) 00:19:03 ID:UlWnbMfx
このスレの最初の方が好きだった・・・
名無しばかりのry
667 :
優しい名無しさん:2005/08/22(月) 10:12:38 ID:PRSt5jeW
自殺をすすめたり、あおったりすることはやめましょう。いじめたり、からかったり、冷やかしたり、
恫喝したり、誹謗中傷したり、罵詈雑言をあびせたり、嘲笑したり、仲間はずれにしたり、無視したり、
侮辱したり、軽蔑したり、板ばさみにしたり、脅迫したりして、自殺に追い込むのは
やめましょう。
僕の廃墟は今日も雨。
こんにちは
こんにちは
廃墟の近くにある大きな森。森の木々もだんだん朱く色づいてきた。明日、久しぶりに森にでも出掛けてみよう。
久しぶりに目を開いてみた。
どんより曇り空。
誰も居ない廃墟で、また目をとじる。
保守
あの時見つけて開いたこのスレがまだあった
PC買い換えてるうちに無くなっちゃったかと思ってた
誰も知らない遠い地の少年スレ1は見届けることができなかったけど…
少年スレも いちおうあるよ。
675 :
優しい名無しさん:2005/10/07(金) 23:23:34 ID:3sdbWBza
>675 何なの?
>>675 なんか、映画「セッション9」を思い出した。
博物館の休憩所のような所。
海に面した建物の上の方にあり、休日でも人はまばら。
部屋は4LDKほどで、床や天井は綺麗に大理石で造られている。
そこに簡素な灰色のソファと同じく灰色のテーブルのセット、
あとは大きなテレビだけが用意されていて、
自販機、灰皿も置かれている。少しヤニくさい。
西側には大きな窓が続いていて、夕方になれば西日も入る。
南側にはベランダがあって、そのために室内も自然に明るいし、海風も入ってくる。
ベランダからは海岸と、敷地内の緑の景色が一望できて、
その中では人々がみんなまったり過ごしてるように見える。
冬の、カラっと晴れた昼下がりにはだいたい其の建物へ行き、
いつも一階フロアの売店で買った、よくわからないそぼろの弁当を食べて、
それから自販機で買う、紙コップのホットコーヒーをすすってる。
TVからは淡々とワイドショーが流れていて、それは今の時間と自分のいる世間を教えてくれる。
食後は特になにをするわけでもない。日が暮れるまではただそこにいる。
ときどき外から聴こえるのは鳥の声だけ、終わりのない平和が続いてしまってるような、そんな所。
実際に廃墟ではないし非日常的でもない、けれどひどく無機質な所。
なんだか自分すらいないと思える、ここがオレにとっての廃墟。
682 :
優しい名無しさん:
なるほどね。