とうとう病院に電話した。長いコールの後で受付嬢は出た。
心療内科は12月まで空きはないという。私は受話器を置いた。
私は私の心臓の鼓動を聴く。
アルコールの切れた手の震えを感覚する。
今朝の目覚めも早かった。アルコールが抜けたせいであろう。
素面の私の頭の隅に、あの花の枯れた植木鉢のあるベランダーが過ぎる。
私はそれに堪える。ここが三階であり、確実に死ねないだろうという意識が私を堪えさせる。
強烈な喉の渇きを私は臭い水道水で潤した。私はこの時はじめて気づいた。
そういや昨日は何も食べなかったな。
2 :
アッシュ ◆Fn0.ce5zME :03/11/10 20:32 ID:kTRbgH5K
あっそ
今歳水無月のなどかくは美しき。
軒端を見れば息吹のごとく
萌えいでにける釣しのぶ。
忍ぶべき昔はなくて
何をか吾の嘆きてあらむ。
六月の夜と昼のあはひに
万象のこれは自ら光る明るさのとき。
遂ひ逢はざりし人の面影
一茎の葵の花の前に立て。
堪へがたければわれ空に投げうつ水中花。
金魚の影もそこに閃きつ。
すべてのものは吾にむかひて
死ねといふ、
わが水無月のなどかくはうつくしき。
(伊東静雄「水中花」)
>>1 >心療内科は12月まで空きはないという
どこもみんなそうなのかな
5 :
鬼々 ◆Onix2ChiBc :03/11/11 00:38 ID:L7brBs1H
>> 1=3 ◆z8X7OtF9nc
よくがんがった!!
あんまり無理はせずにね。
がんがりすぎるの(・A・)イクナイ!!
私も、初めて精神科行ったのは
去年の12月9日だったなぁ…。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/11 00:42 ID:jtrcF6r6
ズザーーーーッ
∩) (´´ (´⌒(´
∧∧ノ つ ズザーーーーーッ(´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂ ノ ∧∧≡≡)ズザーーッ(´⌒;;;≡≡
∧∧(゚Д゚⊂⌒`つ∧∧≡(´⌒;;;≡≡≡
∩) ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡⊂(゚Д゚⊂⌒∧∧≡≡)(´⌒;;;≡≡
∧∧ノ つ ズザーーーーッ∧∧(´⌒(´ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡(´´ (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂ ノ ∧∧≡≡)⊂(゚Д゚⊂⌒`つズザーーッ(´⌒;;;≡≡
∧∧(゚Д゚⊂⌒`つ∧∧≡(´⌒;;;≡≡≡
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄(´⌒(⌒;;∩) (´´ ∧∧(´⌒)ズザーーーーッ
∧∧ノ つ ⊂ <`Д´⊂⌒`つニダーーーーーッ(´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂ ノ ∧∧≡≡)ズザーーッ(´⌒;;;≡≡
∧∧(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーッ
やはり眠れない。
こんな時間に起き出して酒飲んでるなんてもうどうしていいか解からない。
>>2 ごめんなさい。
>>4 どうなんでしょうか。
こっちはもういつ死ぬか解からない状態で堪えてるのというのに、
そんな先まで我慢できませんよねえ。
>>5 ありがとうございます。
鬱病に対する知識もなく、また自分が病気かどうかも解からないんです。
とりあえず市販の睡眠薬でも買った方がいいんでしょうか。
>>6 お疲れさんです。
私は某板でコテハンとトラブルを起こしていた。
詳しい経緯は省くが、私がそこで自殺したいと言ったことが原因である。
最初とても優しくしてくれた彼は、途中でネタだと疑い出し、
親身になってくれていただけに、それが許せなかったようなのだ。
もう見るのは止そうと思いながらも、私はつい関連するスレッドを覗いていった。
私は血の気が引いていくのを自ら意識した。
>116 名前:****** ◆7********* [sage] 投稿日:03/11/10 21:52
>おれもクリスマスには予定が入ってる。
>自殺志願者のメルトモを、心中と見せかけてあの世に送らなければ。
>向こうもそう思ってたりしてな。w
私の弱った頭には、この短文さえも正しく読解ができない。
私は彼が何を言いたいのか理解できない。
私はただ彼の私に対する強烈な悪意だけを感じて戦慄した。
悪意を持った人の冷たい眼差しに見守られつつ、私は彼の前で渡された睡眠薬を飲む。
なんと甘い幻想であろうか。
私いま、この甘美な幻想を実現せんとして一歩踏み出しそうになる自分を必死で堪えている。
私はこれを生きるために書いているのか、
それとも死ぬために書いているのだろうか。
死にたい、いやまだ踏みとどまれる筈だ、
私の意識はこの二つの間を目まぐるしく往還する。
10 :
鬼々 ◆Onix2ChiBc :03/11/11 06:28 ID:eY5CIthJ
>>9 そうそう、私も似てるかも。
死にたい、と思っては、
いや、まだ何とか生きれる、と思ったり。
でも、やっぱり、あきらめの気持ちの方が多少強いかな…??
>>10 レスありがとうございます。
やっぱり病気なんでしょうか私は。
だるいけど会社逝かないと。
会社に逝けるということはまだ大丈夫なはずだ。
13 :
鬼々 ◆Onix2ChiBc :03/11/11 06:38 ID:eY5CIthJ
14 :
鬼々 ◆Onix2ChiBc :03/11/11 06:42 ID:eY5CIthJ
あと、経験からでしか言えませんが、
酒に逃げすぎるのはあまり良くないものだと、私は実感しました。
会社に行けるからと行って、大丈夫だとは限りません。
無理をしすぎることに慣れてはいけません。
辛いことには、辛い、と言わなければ。
そして、その世界を変える力を持って。
とても難しいことでしょうが、ゆっくりと、ゆっくりとやってみて下さい。
ある種の必死さは、無意識のうちに人を普段と違う方向へ変えますから。
もの凄い力を以て。
>>13>>14、鬼々さん
ありがとうございます。
早速探してみます。
実は昨日も酒が飲めないのでだんだん不安になり、
早退してしまいました。
病院はどこか別のところを探して逝った方がいいんでしょうね。
やっと勇気だして電話したのに、もう面倒になってしまいました。
とりあえずサプリント試してみます。
今日は気分がいい。
不安感は残るものの、動悸は収まっている。
このまま自殺「衝動」は消えてくれるのではないか、と私は思った。
私は十代の初めより死の観念に憑かれていた。
もちろん、その時の状況や思想によってその質や強弱は異なっており、
また楽しい恋愛をしている時には生きていてよかった、
と思ったことも決して少なくはなかった。
私は恋愛関係において、恵まれていない方ではなかった。
私は素晴らしい恋人達と出遭った。
しかし鮮烈な生の一瞬を体験した後においては、絶望と虚無はより深く堪え難い。
私が絶望したのは恋人達にではなく、自分自身についてであった。
真に堪え難きものは、己自身への絶望ではないだろうか。
自殺衝動がこのまま押さえられ、突発的にどこかに飛び込むことが抑制できるならば、
今こそ私は理性的な死を死ぬことが出来るのではないか。
昼に書いたものだ。止めようかとも考えたが、そのまま書き込むことにした。
今読み返すとなんだか嘘のような気がし、しっくり来ない。
大仰で、読む気が起こらない。(皆さんごめんなさい。)
自殺衝動は昨日から収まっているものの、夕方になるにつれて次第に不安が強まってきた。
今日は我慢しようと思っていたが、酒を飲み始める。
今日は寒いので、焼酎お湯割りにする。
最近ウイスキーをロックにせずボトルから飲んでいる。
ここまで落ちてきたか、という感が強い。
>>8で触れたコテハンAのスレを見た。
もう見まいと思っていたのだが、気になってつい覗いてしまった。
毅然としていたその人が、急にスレの埋め立てをはじめ、
弱気な自己語りまで始めているのであった。
私とのトラブルが直接原因とはいえないまでも、
何かしら影響を与えてしまったのだろうか。
だとしたら私はとんでもないことをしたのではないだろうか。
これは自意識過剰な考え方かも知れない、とも私は一方で理解していた。
しかし、私が一番気に病んでいることは、私がかつてのように、
「何かあれば気軽に相談してくれ」と言えないことであった。
苦しんでいる人間を目の当たりにしながら、
何もできないというのはなんという苦しいことだろう。
しかし私が現にしているのは、詰まらない自己語りに過ぎない。
何という情けない生き物。
自己語りとは何であろうか。
いままで数々の私小説家達が、自己をありのままに書き写そう、表現しようとしてきた。
その言葉は、何故我々を打つのであろうか。
私という一つの視点から捉えられた世界は狭く、
日常的生活から切り離された広々とした世界を見まいとする。
しかしなにゆえ、その言葉は説得性を持つのであろう。
そこには非常に厳しい自己対象化作用が働いているからであり、
自己を自己としてだけでなく一つのモデルケースとして抽象化しよう、
或る種の普遍的な真実に到達しよう、という意志があるからではなかろうか。
そこには自己との厳しい格闘があるに違いないのである。
葛西善蔵の遺作「酔狂者の独白」は、やぶれかぶれの下降志向と、
気が狂っていくことへの不安が、酔いにまかせたうねるような文体で描かれる名作である。
死にたい。
今日は会社を休んだ。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/02 17:48 ID:IY+sfX3u
名無しさん@お腹いっぱい。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。: