453 :
無名アイドルくん:
「かとりくんぉ・・・ちょ、だい・・・?」
(な、何言ってんの?!この人・・・)
「ねぇ・・・いいれしょ?」
首を傾けて、上目でお願いされて、しかも相手は好きでたまらない相手。
これを美味しくいただかずにいる男がどこにいる。
慎吾は耕史に口付けると、その舌をどんどん下腹部に向け、走らせた。
「ふぁっ・・・あ」
すでに香取の指が2本入り込んでいる。
卑猥な音と比例して、2人の呼吸は早くなる。
暗闇で、おそらく誰にも見つからないのをいい事に、
2人は車の外で事を行っている。
耕史は慎吾に背を向け、車にもたれ掛かっている。
後ろから突くような状態で慎吾が耕史の上に覆い被さる。
「・・・・・んっ・・・・・・・あ、あっ・・・・・・」
「・・・ソコが、いいのっ・・・?」
「・・・・・・っ・・・・ん・・・・・・もう・・・・・」
「も、出る・・・?」
「はぁっ・・・・・・あっ・・・・・」
「ねぇ、聞いてる・・・?」
「んっ・・・聞て・・るっ・・・」
「きもち・・・い・・・?」
「・・・・んっ・・・・・あんっ・・・・っ・・・・・」
相変わらず耳元でささやき続ける慎吾の動きに煽られ、
会話がドンドン恥ずかしいものになっていく。
「き、もちっ・・・い、いっ」
「今日は素直だね、山本さん」
「・・・・・あぁ・・・・っ・・・・・」
「いって、いいよ、耕史」
思いもよらぬ『耕史』の言葉に背筋がゾクゾクする。
「あふっ・・・あっ・・・あぁっ・・・!」
その直後に、耕史は気を失うことになる。