落合監督の指導で打撃ボロボロの和田 (2011年8月29日 掲載)
中日落合監督が28日の横浜戦の試合前、自らバットを持ち、和田につきっきりで実演指導していた。
が、先発メンバーが発表されると和田はスタメン落ち。08年10月7日以来の事態に報道陣は騒然となった。
和田は今季、落合監督の指導で「視野を広げるため」(和田)にオープンスタンスからスクエアスタンスへ打撃フォームを変更。
それが原因で大スランプに陥っている。もっか、セの規定打席到達者の中では最下位の打率.230(10本塁打、39打点)。
6試合、27打席連続無安打と苦しんでいる。
落合監督は和田の欠場について、「リフレッシュだよ。少しは休ませてやんなきゃ。
29日は試合が休みだし、2日間休める」と“特別休暇”であると説明した。
しかし、である。和田は通算打率.316をマークする球界屈指の好打者。
昨季も打率.339、37本塁打、93打点でリーグMVPを獲得した球界を代表する打者だ。
それが落合監督の助言で、打撃がグチャグチャになってしまった。
和田は今年から年俸4億円の3年契約を結んでいるものの、それは変動制だというから今の状態ではダウンは必至だ。
スポーツライターの友成那智氏は「メジャーでこんな事態が起きたら訴訟問題になりかねません」と、こう言う。
「メジャーでは、監督が選手を指導することはめったにない。
昨年、マリナーズのワカマツ監督(当時)が4年総額3600万ドルの好打者・フィギンズの直接指導に乗り出したが、
口論になるなどモメにモメた。ワカマツ監督はこの一件もあって辞任に追い込まれた。
もし選手が監督から直々に教えられてメチャクチャになれば、選手は怒ってチームから去るだけでなく、
契約している代理人が騒ぎ立てる。もちろんメディアも厳しく批判をする。選手の中には、首脳陣による指導に関連した内容も契約書に含まれているケースもあると聞いています」
日本の場合はそうはいかない。「三冠王監督」に言われれば、さすがの和田も言うことを聞かざるを得ない。
スタメン落ちの和田は「これは自分の問題。どうにもこうにもやるしかない。
打てなくなれば、出たいと思っても出られるものではない」と、厳しい表情だった。
落合監督は今季限りで中日を退団するともいわれているが、和田をぶっ壊した罪は重い。
「三冠王監督」を盾にパワハラした代償として和田が壊れた。
このスレの信者は打撃改造成功例のみ出して驚嘆するが、失敗例を闇に葬り去る。
ベースボール中立裁定委員としては、この由々しき問題は絶対見過ごせない。
この暴挙は子々孫々まで語りつなげる必要がある。
>>278 ん?ああそう、ゲンダイだけが君の社会なんだ?
和田一浩の2010年までの通算打率は.316 (2010年単年は.339)。
落合博満は己の通算打率.311を抜かれることを嫌い、和田のフォーム改造に踏み切った。
中日に来なければ和田は落合より生涯打率は上だったのに、惜しいことをしたもんだ。