野村や落合が絶賛した選手達

このエントリーをはてなブックマークに追加
148神様仏様名無し様
前に野村スレにあった新人のころの清原評

333 :代打名無し@実況は実況板で :2007/04/08(日) 21:42:28 ID:KHqdR7wG0
「すばらしいなあ、君は。くらべると、僕の十八歳のときなどは、クズみたい
なものだったな」高知県・春野の西武キャンプで、私は清原にこういったが、
本当にそう思ったからで、お世辞でもなんでもない。

私が清原に会ったとき、ほれぼれとながめてしまい、ふだん解説者として禁句
にしている「すばらしい」という言葉を使ってしまった理由はほかでもない。
新人に必ずあるといってもいい、ひと目で見ぬける弱点がなかったからだ。打
撃フォームは、すでに完成品だった。内角・外角と打つポイントが一定しない
例はいくらでもある。フィニッシュも安定している。タイミングのとり方、バッ
トを移行させる軌道も正しい。技術的な弱点の見えない十八歳の新人はめずら
しい。この「見えなさ」を証拠だてる例に、長嶋と張本の清原評のちがいがあ
る。長嶋は「上半身は完璧、ただ、下半身の使い方が疑問」というが、張本は
「下半身は完璧」と、まったく反対の意見となる。

とはいっても、私の記憶の中にある榎本、中西、張本らの一年目にくらべてみ
ると、清原の場合、実はもうひとつピンとこないところがある。彼らには、はっ
きりと未熟さが見える一方で、未知数の粗けずりな魅力があった。清原の場合、
未熟さを感じるのだが、その未熟さがはっきりと目には見えてこない。