141 :
神様仏様名無し様:
大野…ドラフト外で広島の左ひでりを救った人
若い頃はノーコン、晩年は高い制球力を誇った
テークバックでタメをつくる独特なフォームで先発、リリーフともにこなす
とにかく防御率が良く、同じフォームから繰り出す多彩な変化球と速球に打者は苦しんだ
故障が多く、シーズン通じて働くタイプではなかったが、登板すれば安定した投球で結果を出す
川口、北別府と違い、得意苦手チームがなく、どこ相手でも同じように安定していた
フォームに関しては、池谷の影響、投球術は江夏の影響が大きかったと思われる
川口…ダイナミックなフォームから速球と大きなカーブを投げる
テンポがよく見ていて気持ちが良い投手
スタミナがあり投球数が多くても余裕で完投する
大試合、巨人戦、阪神戦に強くヤクルト、大洋といった弱小はやや苦手
典型的な先発型でリリーフは晩年まで全く無かった、故障でときどき戦線離脱
北別府…キレの良いスライダー、シュート、縦のカーブを抜群の制球力でコーナーに投げ分ける
打者との駆け引きに長けていて、セットポジションでも上手さは変わらず
ランナーを背負ってからの投球が他の投手と比べ上手い
故障はほとんど無く、シーズンを通じて安定した勝ち星を挙げられるありがたい投手
中日には滅法強く、巨人は苦手にしていた
北別府・・・間合いが長い。審判のボールの判定に露骨な仏頂面。
似百姓投手。農業高校出身。
>>141 異論はないんだけど、ここは川口スレだし
奪三振に言及しようよ。
144 :
神様仏様名無し様:2006/09/30(土) 01:34:57 ID:g9MziiLi
津田
高校時代から甲子園で活躍したスター選手が広島を志望
ルーキーの頃から速球で押しまくる投球で広島初の新人王に輝く
昭和50年代以降で広島最速の投手は津田もしくは長冨である
長く故障で苦しんだ後、ストッパーに転向
変化球をほとんど投げない単純明快な投球で、抑えたり打たれたり
ストッパーとしての評価は微妙だが、竹を割ったような投球は気持ちが良かった
山根
体柄が良く、ひょうひょうと快速球を投げ込む投手
シュート、スライダー、フォークともに出色だった
なんといっても日本シリーズに強く、広島の日本一に大いに貢献している
三冠王のブーマー封じで内外角を鋭く抉る投球は印象的だった
彼も故障もちではあったが、移籍先の西武でもそこそこ活躍
投球的には、高橋里や福士に近いタイプ
金石
PL学園時代、カネやんの甥として欽ちゃんのオールスター家族対抗歌合戦で詰襟姿でTVに登場
広島入団後は長く2軍にいた苦労人
球界1、2の長身から角度のあるストレートとフォークを投げる
フォークの投げ分けが上手く、カウント球でよく投げていた
実力はあったが、当時の厚い先発陣の中で不遇な使われ方が多かった
3、4番手のローテーション投手として2桁勝ったこともある
日本ハム移籍で大活躍したが、そのくらいの実力はもともと持っていた
145 :
神様仏様名無し様:2006/09/30(土) 01:35:57 ID:g9MziiLi
白武
上から投げ下ろす本格派投手のフォーム
この人もフォークが良く、速球とのコンビネーションで三振を多く取った
実力はあったのに金石同様、広島の投手王国で先発がなかなか回ってこない割を食った組
黒田や小林幹英タイプのかっこいい投手だった
ロッテ移籍で、いきなり2桁勝利しオールスター出場を決めたのは彼の実力の片鱗
川端
経歴が法政-東芝という野球エリートで腕の振りの柔らかさと投球術のうまさの光る投手
ルーキー時は先発、その後は勝ち試合用の中継ぎで大活躍
特に中継ぎでの活躍は素晴らしく、全盛期のバースをきっちり抑えていた
バターボールと言われる独特のパームボールが打ちづらく、広島投手王国の中で役割をきっちり務めていた
そして、彼は防御率と勝率が高い投手であった
防御率のよさは大野に次ぐと思われる
長冨
広島投手王国の最終補強が剛速球投手長冨だった
上半身の強さから投げ込む速球は、すごかった
ルーキーでヤクルト戦で奪三振記録を作るすさまじさ
当然新人王を獲得し、ルーキーながら日本シリーズの先発も務めた
しかし、二年目以降スライダーがあまりに良く切れるので
投球の組み立てをスライダー中心にしだしてから伸び悩んだ
山本監督が、投手陣の柱に据えたが、彼はエースでなく3番手あたりで味が出るタイプ
また、勝ち星負け星が拮抗する投手なのでエース扱いは間違いだった思う
プロ入りは遅かったがパリーグで長く中継ぎとして頑張ったのは意外でもあり嬉しかった
王監督は広島には相当痛い目にあってたので、広島の選手には何か思い入れがあったのではなかろうか
紀藤
回転がついたストレートとフォークが武器の本格派右腕、やや小柄な印象
投手王国時代は若手のホープ的存在だったがチャンスはなかなか無かった
頭角を出してきたのが、投手王国が傾いてきた頃でエースになったときはもう崩壊状態だった
完投、完封勝利がかなり遅かったので精神的に一皮剥けるのが遅れたきらいがある
三振は取るが球質が軽いので痛い一発をよく打たれていた
安定感のあるタイプではなかった
高木
大野、川口に次ぐ若手先発左腕として9勝をマークしたこともある
速球と大きいカーブが武器で、コントロールにはやや難があった
故障に次ぐ故障に泣かされた惜しい逸材、故障がなければ荒れ気味の速球で
大野、川口とはまた違う左腕として活躍してただろう
清川
左のワンポイントとして非常に有名
代走屋の今井や清川は、局所のスペシャリストとして活躍し他球団も大いに参考にしていた
破綻のないスムースな左サイドやや下から、キレのある直球、カーブで左打者を苦しめた
パリーグには永射、セリーグでは清川がワンポイント左腕の代表格だった
中継ぎとして非常に安定感があり、クロマティとよく対戦してたのが印象的