選手たちの泣ける逸話

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11神様仏様名無し様
斉藤和巳が背番号を66のまま変えない理由

エースに成長した背番号「66」の後ろ姿を天国から見守っている人がいる。
00年2月に亡くなった斉藤の妻・由美さんの祖父、松尾勇さん(享年80歳)だ。
葬儀の際に、勇さんに着せてあげたのが背番号「66」のユニホーム。
斉藤は、今もそのことを忘れていない。
「これで背番号を変えたら、きっとじいちゃんも分からないでしょうから」
その年のオフ、プロ5年目の初勝利でブレークした斉藤は、背番号の変更を球団から打診された。
それでも、勇さんへの思いもあってかたくなに断ったという。
「お盆には報告に行こうかなと思ってるんです」と由美夫人。
球宴に出場した投手の中で「66」は最も大きい番号。
今、斉藤の背番号は文字通りのエースの代名詞となった。