昭和53年プロ野球全百科

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157昭和52年版 プロ野球大百科
●酒井圭一(ヤクルト)
●240万円
◆高校生がドラフト会議でいの一番に指名されたのは45年の南海島本(現近鉄)
 以来6年ぶり2度目のこと。元西鉄の稲尾二世といわれています。
 サッシーというあだ名を付けられるほどの怪物投手で、その快速球はプロで通用。

  江川はいの一番じゃなかったっけ?


●大田卓司(クラウンライター) .270 23HR
●500万円
◆9年前に11人と一緒にライオンズ入りして残るは東尾と二人だけ。
 もっとも年俸200万円だった無名の大田。それが前期戦は3冠王
 を突っ走る快挙をやってのけ、吉岡とともにライオンズの名を大いに
 沸かせました。みんなのいやがるDH役に徹し、見事ベスト指名打者賞
 を獲得した。

●竹之内雅史(クラウンライター) .250 16HR
●820万円
◆昨年も11個で死球王です。これで3年連続の死球王ですが、それだけ
 ボールを怖がらないというたくましい男です。野球選手で1番大切なことは
 球を怖がらないということです。竹之内選手をそういう目で見てください。     ←
 もちろんホームランもよく打ちます。

●江夏豊(南海) 6-12-2.98
●1500万円
◆南海優勝のために、江本と交換トレードされたのですが、昨年はどう見ても
 不本意な成績でした。6勝もひどいし、その倍も負けるとは江夏の名前が
 泣いています。練習嫌いでしたが、南海へ来てからはよく走るようになりました。
 この努力が今年こそ、きっと実るものと信じましょう。