2019年10月26日「ヤクルト・坂元弥太郎投手(37)が引退」
現役生活をヤクルトだけで過ごし長い間さまざまな意味でヤクルトの投手陣を
支えてきた坂元投手が今シーズン限りで引退することを発表した。
坂元投手は、高校時代に甲子園の初戦で19奪三振という一試合最多奪三振記録タイを
達成し、2戦目も16奪三振という好投したがチームは、残念ながら敗れてしまった。
そしてその実績を買われ2000年ドラフト4位で浦和学院からヤクルトに入団した。
ルーキーイヤーとなった01年は、ファームの先発ローテに入り、6勝6敗と好成績で
1年目を終えた。02年には、オープン戦から1軍に上がり期待されていた。その年の
4月3日の広島戦に延長12回からのリリーフとして1軍初登板を果たしたが一発を
浴びてしまい敗戦投手という初登板にしては、ふがいないに結果に終わってしまった。
初先発は、5月12日の広島戦で6回2失点と好投を見せた。プロ初勝利は、
坂元投手自身の20歳の誕生日である5月24日の横浜戦で達成した。
だがその後は、不調が続きこの年は、3勝9敗防御率3・68という成績で終えた。
その年のオフに更なる飛躍を期待し荒木大輔氏(現解説者)の背番号「11」を受け継いだ。
翌03年は、調子が今ひとつ出なかったが中継ぎで勝ち星を稼いだ。
その年の8月には、妻・恵美さんと結婚。9月には長女も生まれた。
04年、05年は主に中継ぎで活躍し06年から11年まで高津投手(現ヤクルト投手コーチ)
亡き後の抑えとして毎年20セーブ前後の活躍をし、12年からは、先発に転進して先発ローテと
して各シーズン10勝前後の成績を叩き出す活躍した。しかし誰もが年齢には勝てないもの。
ここ1、2年はかつての実力も影をひそめていた。今シーズンは、2勝4敗5セーブとふがいない成績で
本人もこれ以上プロでやっていけないと思い引退を決意した。引退後の予定は、解説者を目指すそうだ。
坂元弥太郎 通算成績
52勝44敗92セーブ 防御率3.91