【おっさん】福本には勝てない【おっさん】

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5名無しさん@お腹いっぱい。
世界の盗塁王となった福本に、政府は国民栄誉賞を与えようとした。しかし、福本は、それを辞退している。その理由を聞かれた福本は、こう答えたという。
「あんなもん、もらったら立ちションもできんようになる」
 巨人の王貞治や広島の衣笠祥雄が厳粛にもらい受けた賞を豪快に断るところがいかにもパリーグのプレーヤーらしい。
 そんな豪快さは引退するときにも発揮されている。1988年、山田久志投手の引退式で上田利治監督は挨拶をした。
 その中で「去る山田、そして残る福本」と言うべきところを上田監督は間違えて「去る山田、そして福本」と言ってしまう。
 「福本の引退」など、誰もが寝耳に水である。関係者はおろか、聞いていた本人さえも驚いたという。観客は騒然とし、さらにマスコミが騒ぎ立てたため、福本の周りは急に慌しくなった。
 マスコミに激しく問い詰められた福本は、「言ってしまったものは、仕方ない」と自ら現役引退を表明する。考える暇もないほど、あっさりした引退劇だった。