どのくらい視力落ちたら眼鏡かけました?

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9小学校教師
>>6,7さんへ
視力0.8で、もう眼鏡による視力矯正を学校が指導ですか。小学校でしたか? 厳しい
学校ですね。視力0.8ならば、黒板を見ること、クラスメートとの関係その他でも、正
視の児童と比べ、学校生活に特にハンディが生ずることはなく、矯正が必要とは思われ
ません。

私の小学校では、視力0.7までがB、0.6より下はCという児童の視力評価をし、片眼でも
Cに落ちた児童には、眼鏡の常時装着による視力矯正を義務付けることにしています。
つまり、片眼0.6が、眼鏡をかけ始める基準ラインです。他眼が正視(1.5など)の場合
でも、不同視で、悪いほうの目が廃用性の弱視になってゆく危険があるので、眼鏡で
矯正させます。
どちらの眼もBランク以上の場合は、とりあえず「要観察」とし、学期ごとに視力検査を
させて、Cランクに落ちた段階で、眼鏡による視力矯正を開始します。

もちろん、Bランクの児童が眼鏡をかけることを禁止しているのではありませんから、
本人や親の判断でかけるのは自由ですが、学校から眼鏡を薦めることはしません。この
くらいの視力なら、適切な治療により、視力回復することもあるともいわれているから
でます。

その代わり、視力Cランクになった児童に対しては、単なる「すすめ」という以上の厳
しさで視力矯正を義務付けています。中には、眼鏡を極端に嫌がる児童もいるからです。
視力検査の結果が出た段階で、保護者と校医の眼科に直ちに通知、診察(検眼)の日時
を決めて、視力1.2まで矯正する処方箋を出させ、指定店で眼鏡を作らせます。
作った眼鏡はいったん学校に届けさせ、届いた翌日の朝、クラス全員の前で、その児童に
眼鏡を渡し、それをかけさせて、クラスみんなで「おめでとう!」と拍手することにしてい
ます。
これで、ほとんどの児童は「眼鏡をかけるのが恥ずかしい」という気持ちを吹っ切ること
ができるようです。はじめのうちはやはり、眼鏡がうっとうしいのか、授業中はずしてい
たりすることもあるので、「眼鏡はいつもかけておきなさい!」と厳しく叱ったりします。
しかしこれを数回やるうち、スムースに、ほとんどの児童が、眼鏡常時装着による視力矯
正になじんでいってくれるようです。