品川近視クリニック(東京)

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909-7.74Dさん
・千葉法相は29日、報道各社のインタビューで「選択的夫婦別姓制度」を導入する民法改正案に
 ついて「早ければ来年の通常国会への提出を目指す」と述べ、実現に向けて強い意欲を示した。
 福島瑞穂・男女共同参画担当相もこの日の記者会見で「私自身も実践してきたし、
 選択肢の拡大につながる」と話し、通常国会での成立を目指す考えを明らかにした。

 民主党はマニフェストの元となる政策集で「夫婦別姓の早期実現」と明記しており、千葉法相も
 「党として承認する政策だ」と述べた。ただ、法改正には与野党を問わず慎重な意見も根強く、
 結局、民主党のマニフェストには盛り込まれなかった。実現には、まず民主党内をまとめられるかが
 焦点になりそうだ。

 結婚した際に夫婦同姓か別姓かを自由に選択できるようにする同制度は、96年に法制審議会が
 その導入を柱とする民法改正案を答申。法務省もその内容に沿って法案化に
 着手したが、当時の自民党を中心とした与党内から「家族の一体感が損なわれる」などと異論が
 噴出し、法案は提出断念に追い込まれた。その後、推進派の議員らが議員立法で20回にわたって
 法案を国会に提出したが、成立には至っていない。

 千葉法相はこうした経緯に触れ、「法制審の答申があったのに、この間、実現しなかったことの方が
 異常という感じがする。答申に基づいた法案を、できるだけ早い時期に国会に提案できるように
 進めたい」と話した。通常国会で予算に関連しない法案を審議するには、3月までに法案を提出
 するのが通例だ。

 法制審の民法改正案には、離婚を認める理由の見直しや婚外子の相続差別の解消も
 盛り込まれている。千葉法相は家族をめぐる民法の規定についても「旧来の家族法では
 対応しきれない問題も出てきている。個人の多様な生き方、家族関係、社会状況に対応できるように
 変えていく方向で考えたい」と述べ、見直しに前向きな姿勢を示した。(一部略)
 http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY200909290354.html