品川近視クリニック(東京)

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897-7.74Dさん
警察庁は29日、全国の警察本部に対し、指定暴力団山口組の2次団体
「弘道会」(名古屋市)を集中的に取り締まるよう指示した。

同庁が摘発対象として、特定の2次団体に言及するのは初めて。
山口組6代目組長やナンバー2にあたる若頭を出し、実質的に山口組を支配している
弘道会に打撃を与えることで、山口組の弱体化を図りたい考えだ。

安藤隆春長官は同日午前に開かれた全国捜査関係課長会議で、弘道会について
「刑事司法への対決姿勢を強めている」と指摘。「山口組の強大化を支える原動力」
として、徹底して取り締まるよう指示した。

同庁は愛知県警など弘道会本部や傘下組織がある警察本部にはあらゆる罰則を
適用して摘発するよう指示し、他の警察本部に対しても、弘道会に関する情報収集を
徹底するよう求める。

同庁によると、弘道会は約70の直系組織を抱え、準構成員も含めると約4000人。
2005年7月、当時の篠田建市組長(67)が山口組の6代目組長に就いたが、
同12月に銃刀法違反(共同所持)で実刑判決が確定し、服役中。
現在の高山清司組長(62)が山口組のナンバー2にあたる若頭に就き、山口組を
仕切っている。

弘道会は警察への対決姿勢を鮮明にしており、捜査員と面会しないことなどを
組員に徹底。捜査員の自宅を割り出して尾行するなど心理的圧迫も加えているという。
07年10月には鹿児島市で組事務所の撤去を求めた住民運動のリーダーを
ナイフで刺すなど一般の住民にも危害が及んでいる。

昨年10月には、ゴルフコンペに出席しなかった2次団体の組長らを絶縁処分にするなど、
「内部でも批判勢力を徹底的にたたいている」(同庁幹部)といい、同庁幹部は
「全国警察を挙げて対処を急ぐ必要がある」と話している。

ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090929-OYT1T00663.htm