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-7.74Dさん:
コンタクトレンズ検査料不正請求
愛知・常滑の眼科医ら告訴へ
コンタクトレンズ(CL)を使用している愛知県内の男女4人が、CL販売店に併設する眼科診療所で検査を受けた際、
割高な検査料を不正に請求されたのは、詐欺罪に当たるとして、名古屋市西区にある眼科診療所の医師と、愛知県豊田市の
眼科診療所を8日にも愛知県警に告訴することが分かった。
4月の診療報酬改定でCL検査料が引き下げられて以降、CL検査を中心に行う眼科診療所で不正な請求が増えており、
厚生労働省は年明けにも監査に乗り出す見通し。患者が不正請求で眼科診療所や医師を告訴するケースは全国でも異例だ。
告訴人の1人である愛知県常滑市の自営業森本一成さん(35)は10月30日、名古屋市西区の販売店で使い捨てCL
を購入しようと、店で紹介された隣接の眼科診療所で検査を受け、大学生の時からCL使用者であることを伝えた。
使用者の場合、負担する検査料は通常、336円。CL検査の患者が7割以上を占める眼科の場合は168円とさらに安くなる。
だが森本さんは、初めてコンタクトを使用する人と同じ1161円を請求されたという。豊田市でも同様の事例があった。
森本さんら4人の弁護士は「個々の金額は少ないが同様の事案は多いとみられ、被害額は膨らんでいる」として、刑事告訴に踏み切る。
日本眼科医会の調査によると4月以降、CL検査を中心に行う眼科診療所の6割で不正請求が行われていることが判明。
継続使用者を初めて使うことにしたり、検査以外に治療を偽装したりするケースが多いという。
【コンタクトレンズ検査料】 厚生労働省が4月に診療報酬を改定。医療機関が健康保険に請求する検査料は初めて使う人が
3870円、すでに使っている人が1120円。検査の患者が7割以上を占める眼科の場合は、それぞれ1930円と560円。
このうち患者の自己負担は通常3割。