■使い捨てコンタクト・情報交換スレッドパート10■

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837Gin Tonic ◆0T8pjLAOyo
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 従来の素材で考えると、理屈的には低含水で、厚みのある(水分の蒸発が
少ない)レンズがもっとも乾燥感が少なくなる筈ですが、そのようなレンズは
今度は酸素透過性が最悪になります。従来型のレンズで言えばメニコンの
ソフトMA、頻回交換レンズではSEEDの2W Fineなどがこのようなレンズになり
ます。一般的に従来のソフトレンズの場合、レンズが含んだ涙が角膜に酸素を
供給するからです。 
 ところがシリコンハイドロゲルの場合は、シリコンの部分が直接角膜に酸素
を供給すると言われていますので、逆に含水率が低いほどレンズの酸素透過性が
高くなります。だから、低含水で高酸素透過性のレンズとなっているのです。
ただし、決定的にハードレンズと異なるのは、ソフトである以上レンズの動き
に伴う、涙液交換による角膜に対する酸素供給はほとんど期待できませんので、
いくらDk値が高くなっても、角膜に対する酸素供給量がハードを上回るのは
難しいと思います。