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名無しさん:
メガネが高いのは、教育費と人件費。
ちゃんとした技術や知識を身につけるための、社員教育にかかる費用もバカにならない。
それなりにちゃんとした眼鏡店なら、シロートが入社したら、教育をするわけだが、
あいさつや接客の基本から、加工調整技術、視力測定の技術、ある程度の眼病に対する知識。
最低でも3年はかかるので、それまでは、仕事が出来ない人間に給料を払う状態になる。
安売り店は、この部分を3ヶ月程度でたたき込むので、知識、技術とも中途半端。
つまり、まったく同じフレーム、レンズの組み合わせで購入しても、出来上がりに雲泥の差がある。
お客様一人のメガネを作るのにかかる時間もバカにならない。
フレーム選び、視力測定、レンズ選び、加工、顧客データの整理・・・
フレーム選び2時間にもよるが、30分と仮定すると、全部で1時間半程度はかかる。
8時間労働とすれば、1人の店員は、5〜6人の販売が精一杯。
しかし、毎日これだけ販売できることはあり得ず、現実には1人の店員が販売する人数は、1日平均2人程度だろう。
1ヶ月の勤務日数を考えると、1人で1ヶ月に40〜50人にメガネを売るわけだ。
そうなると、給料を考えるとどうなるか・・・ メガネ価格に乗っている人件費は大きいんだよ。
ただし、上の話は、一般店の場合。
安売り店の場合、フレーム選びは勝手に見て決めてもらうのが基本で、レンズの機能の説明なんかしない。
視力検査も、オートレフ(覗いてもらうと、ヨットや飛行機の絵が見えるやつ)のデータをそのまま流用する
程度しかやらないので、1人のお客にかかる時間コストは30分程度。一般店の1/3ですんでしまう。
そうなると、1人の店員は、16人程度の販売が可能となる。 コストの違いは歴然。
安いメガネを否定はしない。けれど、安い物は安いなりであることを充分認識して欲しい。