非球面レンズってどうよ?

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541名無しさん
非球面レンズの方がゆがみが少ない・・・ のは、
店頭に置いてあったりするツールのように、レンズの真上からのぞき込み、
下に書いてある絵を見た場合の話です。
メガネとして掛ける場合、非球面レンズ(外面非球面)は、
1) 正面を見てレンズの中心を使う場合に比べ、周辺部を使う場合に、
  レンズと角膜頂点の距離に差が出ます。
  メガネを遠ざけたり近づけたりするとわかりますが・・・ 見え方が違いますね。
2) 正面を見てレンズの中心を使う場合には視線とレンズがほぼ直交しますが、
  周辺部を使うと、視線とレンズが斜交します。
  レンズを傾けてみるとわかりますが・・・ ゆがみますよね。
球面レンズは、非球面レンズよりもレンズがカーブしているので、上のような欠点が
ほとんど出ません。

非球面レンズは元々、レンズを薄くするにはどうするか? から始まっています。
カーブを浅く(つまり、平らに近く)するほど薄くなることはわかっていたのですが、
上のような欠点が出るので、それを少なくする方法として考えられたのが非球面です。
しかし、メガネとして掛けた状態の場合、球面の方が使いやすいという人が多いのも事実です。

そういったわけで、レンズカーブの深い、内面非球面レンズは、かなりお勧めです。