■アップル社CEOが「強欲」音楽企業を攻撃(米フォーブス紙)
http://www.forbes.com/feeds/ap/2005/09/20/ap2233089.html アップルコンピュータのCEOスティーブ・ジョブズ氏は火曜日、「強欲な」音楽企業によるiTunes音楽ダウンロードサイトへの値上げ要求に抵抗すると宣言、このような動きは不正コピーを広めることになると警告した。
アップルエキスポパリのオープニングの席で、ジョブズ氏は記者団に対し、いくつかのレコード会社から現在米国で99セントの販売料金を値上げするよう働きかけられていたことを認めた。
同氏によれば製造・マーケティングコストなどの違いから一曲の販売ごとにレコード会社各社が得る利益はiTunesにおいてCDを上回っているという。
「つまり、さらに値上げしたいというのなら、それは単に彼らがやや欲をだしてきているということを意味します。」
アップル社の共同創業者で現CEOである同氏はこの要求に抵抗する計画だ。「我々は不正コピーに打ち勝とうとしているのです。人々を不正コピーから遠ざけ、『公正な値段で合法的に購入できますよ』と訴えようとしているのです。」と同氏は続ける。
「しかしもし値段が大幅に引き上げられるようなことになれば、人々は不正コピーを選択するでしょう。それではだれも得をしないのです。」
同社はこれまでにデジタル音楽プレイヤーiPod約2200万台を販売し、5億曲以上の音楽をiTunes Music Storeで販売した。これは米国において合法にダウンロードされたうち82%に相当する。