★☆●●●疑惑!三重県議会●●●☆★

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141田無限
私自身が知事という肩書を外しまして、係長とか、平の職員とか、課長
級とかとフリートーキングを2年半の間に精力的にやりました。私は選
挙を8回やってますから、まさに市場原理を生きてきた男でありますか
ら、市場原理の中で生きてきた男の考え方を一生懸命繰り返し繰り返し
語ったところでございました。あるいは職員から提案をもらおうという
ことで、一口提案を実施したところ、4,076届きましたが、8年度、9年
度で18億円ほどかけてその答えを出したり、あるいは「さわやかサークル」
という職場単位のQCサークルを170サークルほど作って、そのサークル活
動から生まれた問題は我々が全部行政的に解決をしていく。あるいは、
「若手職員ワーキンググループ」というのをつくって政策提言をさせた
というのも、みんな意識改革の仕掛けでございました。
そして、「さわやか運動」の一番の骨格を占めたのが事務事業評価シス
テムというシステムを取り入れまして、平成7年、8年、9年、ホップ、
ステップ、ジャンプで今年度が一応完結をみるところでございます。
それは三重県の事務事業、細事業3,200ほどございますが、その3,200に
対して費用対効果をよく分析し、そして成果主義でいきましょう。
そのシステムの基本的なシートである目的評価表をつくって、全部一遍
ゼロベースで事務事業を見直したらどうか。これから目的評価表を通さ
ない限り予算査定は一切しない、こういうことにしたわけでございます。
行政そのものは肥大化をする性質がありますし、過去の慣習に従ってと
か、あるいはいろんな団体なりの圧力がかかって、なかなか直しにくい
という性質があることはみんな知っているわけですから、その事務事業
評価システムというシステムに従って直したらいかがかということで8年
度が350件、9年度が410件スクラップ・アンド・ビルドということで、
見直しができたところでございます。その事務事業評価システムをみん
ながゼロベースで考えて、いろんな波及効果といいますか、派生効果が
出てきました。
その一つは、今まで憲法第86条で予算は単年度主義でございますが、
だから使い切り予算でどんなに国民や県民が税金のむだ遣いをやめろと
言ったって、全然関係なく使い切らなければ翌年は損だと。予算を使い
切った職員が優秀だというようなことで、結局単年度で使い切りをやっ
ていましたから、3月頃になると県民に関係ないところで道路がほじく
り返されたり、あるいは予算が全く別の科目に化けたりということを反
省して、私どもは使い切り予算をやめました。わずか1億300万円しか出
てきませんでしたけれども、これを定着させていきたいと思っていると
ころでございます。