長野 田中康夫知事にアドバイスしよう(3)

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65名無しさん@お腹いっぱい。
前スレ908は、自分に問われたことでもあるので、答えておくよ。

まず、「議会、審議会、自治体の首長と相談してという
答えだったら、 田中知事の考える手法とは明らかに異なる。」
ということについて。
それ以外の手法での、意志検討はともかく、施策の決定については、
そもそも法律が許していないのではないのかい?。

知事の独断で民意が無視された例など、いくらでもあるけれど、
今回のダムの件に隠れて見えにくい点になった、林業振興のこと
を話してみようかな。

今回の予算で、知事は林業振興という名の下に、木曽川右岸道路
を林道として整備する策を取った一方、山のメンテナンスを行う
そのものの予算はけっこう削っている。
実際のところ、県の林務部には、現場で山に入っている人が理解者
として信頼する人がそれなりにいる。技術者にとっては、「この山
はまだいじればいい山になる」「この山は、かなり手遅れだ」とい
ったこと自体は、見ればすぐにわかるものなんだそうだ。その上で、
「そろそろ手を入れないと、この山はヤバい」というものについて、
今年の予算書では、現場の意見も採り入れて、かなり予算計上を
行っていた。それを、知事はがっさりと削って置いて、でも、「林業
振興」と外部には、発表している。ある意味、「木曽ひのき」の
ブランドだけのために、他の林業全部に死亡宣告をしたようなもの。

他にも、福祉関係にしても、教育関係にしても、現場に出て、
いろいろな話を吸い上げている、前線の人たちの声を全然
吸い上げないから、結果的に、その人たちに託された民意が、
無視されてしまう。
これは大事なところだけど、民意は、知事だけに託されるので
はないよ。そして、物言わぬ人たちの中には、たとえば毎日の
ように訪問してくれる、ヘルパーさんのような人にしか、思い
を伝えられないような人たちだっている。
だから、知事は、「手足」の声を聞くべきなんだ。
それをやらないから、わかりやすい、「大状況」的な民意にし
か、目が向かなくなる。小さな状況での民意が、見えなくなる。

そういうことに対して、もっともっと批判するべきなんだよ。

ただ、それをリコールに直結させるかどうかは、別問題。
別の人を据えて、それが悪かったらまた辞めさせるより、
悪い部分を直させて、だんだん良くしていく手順のほうが、
希望への遠回りな近道だからね。
ま、田中康夫という素材自体は、最低に近い素材だがね(悲嘆)