がれき試験焼却「複数市町村で検討」 知事表明
東日本大震災のがれきの処理で、大村秀章知事は十六日、県庁を訪れた岩手県議会の佐々木博議長ら県議五人からの
協力要請に「県内の市町村の何カ所かに試験焼却をお願いしている。岩手、宮城両県と、どこのがれきを持ってくるか
協議している」と述べた。
早期の受け入れ実現要請には「仮置き場を造って、できるだけ早く目に見える形でやりたい」と回答。処理施設を名古屋港南5区
(知多市)、中部電力碧南火力発電所(碧南市)、トヨタ自動車田原工場(田原市)の三カ所に建設して、最大百万トンを引き
受ける考えを伝えた。
がれきの放射性物質汚染への懸念には「放射性物質を封じ込める決意でやっている。県独自の基準づくりを進めており、
地元の住民にも協力を頂いてやりたい」と説明した。
大村知事は「東海・東南海・南海の三連動地震がいつ起こるか分からない。がれきの問題は人ごとではないので、やると
いったら断固やる」と述べた。
◆2事業委託先決定
震災がれきの受け入れに向け、県は十六日、処理施設整備の候補地である中部電力碧南火力発電所(碧南市)とトヨタ自動車田原工場
(田原市)の地質調査と基本計画策定の委託先を指名競争入札で決めた。
ボーリングなどを行う地質調査は、碧南では中央開発中部支店が七百四十八万円(予定価格二千四百三十九万千五百円)で、田原では
川崎地質中部支社が八百八十万円(予定価格二千六百八十九万五百円)で契約する。
最終処分場など施設の基本計画策定は、いずれも中日本建設コンサルタントが落札した。落札価格は、碧南が千二百三十万円(予定価格
二千三百二十四万七千円)、田原が千百八十万円(予定価格二千二百四十五万九千五百円)。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120517/CK2012051702000031.html >「東海・東南海・南海の三連動地震がいつ起こるか分からない。がれきの問題は人ごとではないので、やるといったら断固やる」
意味がよくわからない