中京都構想 名古屋の巨大都市化案が浮上(愛知県)
愛知県の大村秀章知事と名古屋市の河村たかし市長が実現を目指す中京都構想。大村知事は愛知と名古屋の
一体化を訴えているが、名古屋市議会の委員会で19日、一体化ではなく、名古屋が周辺の都市と連携して
巨大な都市になるという新たな提案が出された。この日の名古屋市議会総務環境委員会では、いまだ形が
見えない中京都構想について話し合われ、藤田和秀議員が「名古屋市の220万人、16区行政は限界に
来ると思う。中京都の中で名古屋を位置づけたと時、市長にとって名古屋の都市像は?」とたずねた。これに
対し、河村市長は「まず、人口400万人で、横浜市を超える尾張名古屋共和国になったら魅力あると思う」と
答え、近隣の市町と連携し、人口を今の倍近い400万人都市とする大ナゴヤ構想に意欲をみせた。これまで、
大村知事が語ってきた中京都構想は愛知県と名古屋市の一体化だった。しかし、この日、浮上した構想は名古屋の
巨大都市化。これに対し、大村知事は県と市の一体化が重要とし、「名古屋だけでは独立できない。税も規制も
含め、国から独立して我々がこの国をひっぱっていくエンジンを担う」との考えを示した。相変わらず両者の
意見がくい違う中京都構想。今月中にも本部会議が開かれる予定だ。
http://news24.jp/nnn/news8626423.html