名古屋市議会:自民、恒久化減税に賛成へ
名古屋市議会第2勢力の自民党市議団は19日、対立する河村たかし市長が提案してきた市民税10%減税の恒久化条例案に
賛成する方針を決めた。反対を続けることは次期市議選に不利になると判断、姿勢を転換したとみられる。また、市議会解散請求
(リコール)で多数の署名があったことを重視し、同日開会した定例会中に議会の自主解散を他会派に呼びかける。
自民市議団は、市の収支見通しから減税実施は可能と判断。確実な市税収入の確保▽福祉教育分野を低下させない行財政改革
▽市債発行の抑制−−の3点を条件に市民税減税の恒久化に賛成する。
また、リコール署名が法定数に達するかどうかにかかわらず「市民の声に謙虚に耳を傾けたい」(中川貴元・幹事長)として、
リコール住民投票前の議会解散を模索する。
今回の自民の方針決定には、「混乱した市政を早く収束させたい」「正常な状態で市議選に挑みたい」といった市議の声が反映
されている。
リコール署名が法定数を超えれば、議会解散の賛否を問う住民投票が来年2月6日の知事選と同時になる可能性がある。河村市長は、
知事選に自民党の大村秀章衆院議員(50)を擁立し、自身の辞職による市長選の同時実施を示唆。自民市議団の藤沢忠将政調会長は、
自主解散と減税恒久化賛成の狙いについて「(大村氏が知事選に勝って)大村・河村の2トップを相手に(2月以降に)市議選を戦う
よりいい。減税をやると決めたことに信を問える」と説明した。
ただ、最大会派の民主は減税反対を盛り込んだ市議選マニフェストを既に発表。公明と共産は独自の減税案を提出する予定だ。
自主解散には4分の3以上の出席と5分の4以上の同意が必要でハードルは高い。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101120k0000m010162000c.html 自民名古屋市議団はなぜこんな状況になっているのか全く正しく理解できていない人間の集まりだな。
名古屋市民の多くは減税を河村たかしの言うがごとく望んでいるわけではない。厳しい生活状況の中で明日に希望が
持てる政治に期待している。市議の報酬が高すぎるからもっともっと下げろというのは今回の署名から見てもまさに
市民の声であろう。
減税をして生活がどんどん悪くなって行くようではさすがに河村たかしも名古屋市民からソッポを向かれるように
なるだろう。河村たかしの強みは減税をして市民生活がどんどん悪くなるような状態にはすぐにはならないから
自分の言いたいことが当分言えるということにある。