伊勢湾の選定、国交相に要請 河村名古屋市長、ハイパー港湾で
名古屋港管理組合管理者の河村たかし名古屋市長は16日、国土交通省を訪れ、国が
重点整備する国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)に名古屋、四日市の両港で
応募した「伊勢湾」を選ぶよう前原誠司国交相に要請した。
伊勢湾のほかには、京浜港、阪神港、北部九州港の3港が応募。8月上旬にも1、2港を
選定するとされるが、伊勢湾は取扱コンテナ数が少ないなどの理由で劣勢が伝えられる。
河村市長は、後背地に自動車産業などを抱える伊勢湾は「過去10年間で50兆円の貿易黒字を
生み出した日本の稼ぎ頭。国策として必要な港だ」などと熱弁を振るい、15分の予定だった面会は
約40分に及んだ。
河村市長は報道陣に「前原大臣は『点数による評価に基づき、客観的に判断する』と何度も
強調していた」と話し、伊勢湾の逆転に期待感を示した。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100717/CK2010071702000024.html