橋下知事“空港維持”豊中市長を批判 廃港派選挙応援は撤回
大阪(伊丹)空港の廃港を求める大阪府の橋下徹知事は19日、今年4月に行われる豊中市長選をめぐり、
現職の浅利敬一郎市長が再選を目指して出馬表明をした会見で「伊丹空港の既存のストックを活用する」という方針を示したことについて「存続か廃港かスタンスをはっきり示さないのは卑怯(ひきょう)だ。政治家として恥ずかしい」と激しく批判した。
橋下知事は「伊丹空港は最悪の状態にある。だからこそ、運用制限を撤廃しての存続か、廃港かをはっきりさせる必要がある。それなのに現状維持というのは政治家失格だ」とまくしたてた。
また、今後、廃港を訴える候補が出馬した際の対応について「若く生きのいい政治家が出てくることを期待するが、知事をしながら、選挙応援をするのは難しい」とも述べた。
豊中市長選をめぐって橋下知事は昨年末に「選挙で廃港を訴える」と関与を示唆していた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100219/lcl1002191149003-n1.htm
橋下氏 豊中市長を「非常にひきょう」と非難
大阪府の橋下徹知事は19日、4月の同府豊中市長選に絡み、再選を目指す現職の浅利敬一郎市長が出馬表明で大阪(伊丹)空港の存続に触れたことについて
「(存続が)短期的な話なのか中長期的な話なのかがはっきりと示されていない。政治家としては非常にひきょう」と非難した。
橋下氏は対立候補擁立について「府庁の行政実務をしながら、政治活動に完全に入っていくのは難しい。誰か、はっきりとビジョンを示す若い政治家が出てくることを期待する」と述べ、空港問題への取り組みで同調できるなら支援もあり得るとの認識を示した。
自らも豊中市民の橋下氏は、伊丹廃港が持論。浅利市長の姿勢について「存続か廃港かは、政治家のビジョンとしてどちらでもいい。はっきり示さないことで、豊中市民は非常に危険な状況に陥っている」と指摘した。
府庁で記者団の取材に答えた。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100219065.html