水道の42市町村企業団方式を了承――橋下知事、大阪市除き
大阪府の橋下徹知事は10日の戦略本部会議で、大阪市が指定管理者として府の水道事業を引き継ぐ統合案を撤回し、同市を除く府内42市町村が企業団方式で事業を引き継ぐことを了承した。
また「最終目標は府域1水道」とすることを確認し、将来的には企業団に大阪市の加入を促す。
2011年4月の企業団設立を目指す方針で、会議で橋下知事は「水道料金の決定も含めて市町村の意志が反映されることを明確にしてほしい」と強調した。
水道事業を巡っては、府市両トップが09年3月に市側が提案した指定管理者案での事業統合に合意。
同年7月の戦略本部会議で同案で統合協議を進める方針を決めていた。これに対して、府市の統合案に反対していた42市町村側は今年1月30日、企業団で事業を継承することで合意した。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news007588.html