橋下知事が発言修正「伊丹廃港15〜20年後。近隣市町の合意不要」
関西3空港をめぐる問題で、大阪(伊丹)空港の廃港を主張する大阪府の橋下徹知事は12日、
「廃港の前提となるなにわ筋線が10年以内に完成するのは難しいので、廃港時期は15年後から20年後になる」と述べた。
橋下知事は当初、平成47年の廃港を掲げていたが、目標を短縮し「なにわ筋線が開通すれば10年以内で廃港する」と述べていた。また、廃港について「空港戦略は国家戦略。近隣市町の合意はいらない」との考えも示した。
橋下知事は今月6日、新大阪−難波間などが想定されているなにわ筋線が実現すれば、大阪都心部と関西国際空港へのアクセスが大幅に改善されるとして、廃港時期を10年以内にすると発言。
しかし、担当部局から「なにわ筋線は10年以内に完成するのは難しい」と説明を受け、発言を修正したという。
廃港の決定は「国の方針に基づいて、街の活性化を考えるのが基礎自治体の役割」として、地元自治体の合意がなくても可能とした。2010.1.12 11:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100112/lcl1001121105000-n1.htm