財政課長は、各担当者の報告をふまえ、予算に盛り込むことを了承した分を財政課長内示として提示。主に府として最低限必要な出費などが盛り込まれた。
例えば、複数年契約されている委託事業や施設の光熱費といった経常的にかかる出費などを計上。政策的判断が必要な事業については、知事段階で査定される。
また、職員人件費やWTCビル購入をめぐる経費は試算が固まっていないため今回の計上は見送られた。
橋下知事が実現に意欲的な大阪マラソンなどの知事重点事業のほか、ワッハ上方の現地存続など、府の方針が決まったばかりの事業も、精査が終わっていないため、盛り込まれていない。
今後は、財政課長内示で計上されなかった事業について、各部局の担当者が財政課長の上司である総務部長に対して「復活要求」を行い、必要性があると判断されたものを今月下旬に発表する「総務部長内示」に盛り込む。
その後、知事が最終判断を下し予算案を決定。府議会で提案、審議されたうえで決定される。(2010年1月 7日 08:17)
http://www.sankei-kansai.com/2010/01/07/20100107-019011.php