【2010大阪の選挙】豊中市長選 「伊丹空港」知事関与も
現職で1期目の浅利敬一郎氏(64)はまだ立候補の意思表明はしていないが、今月末から2月初めにも態度を明らかにするとみられている。
また、大阪(伊丹)空港廃止の方針を示している橋下徹知事が選挙への関与を示唆、共産も候補擁立に向け準備を進めている。
橋下知事は12月24日、市長選について、「伊丹空港の存廃が大きな論点になっていい。選挙で(伊丹廃港を)豊中市民に訴えていく」などと述べた。具体的な政治行動については明らかにしていないが、空港問題が大きな争点の一つになりそうだ。
このほか、財政改革も市政の課題の一つ。市の試算では、平成22〜24年度の市税収入など一般財源は景気低迷の影響で下落傾向。
歳出は、「団塊の世代」の大量退職により人件費が減少しているものの、生活保護費など扶助費が増加。財源不足が恒常化しつつあり、行財政改革の加速が求められる。2010.1.5 02:31
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100105/osk1001050232003-n1.htm
【2010大阪の選挙】貝塚市長選 「ポスト吉道」混戦の様相
現職市長で全国最多の10期目を務め、最年長の吉道勇氏(82)が今期限りでの引退を表明。これを受け、吉道氏の下でいずれも副市長を務めた山中義仁氏(56)と、藤原龍男氏(57)の2人がそれぞれ無所属での立候補を表明している。
吉道氏は市議会議長などを経て昭和45年に初当選。前回の市長選では公明、共産両党などの推薦を受け、無所属新人に大差をつけ10期連続当選を決めた。10回の選挙のうち、5回は無投票で当選するなど、安定した市政運営をみせていた。
出馬表明している山中、藤原両氏ともに「市民の声を聞く新しい市政」を掲げ、市民に寄り添う姿勢を掲げる。しかし、山中氏は「市民にマンネリ感が広まっている市政を転換する」と強調。
一方、藤原氏は「吉道市政は40年継続したクリーンな市政だった」と評価しており、今回の選挙は、市民が吉道市政の転換と継承、どちらを選択するかが大きな焦点になりそうだ。2010.1.5 02:31
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100105/osk1001050231002-n1.htm
【2010大阪の選挙】参院選 民主2人擁立を模索 自公警戒
参院大阪選挙区(改選数3)ではこれまで、民主の尾立源幸氏(46)、自民の北川イッセイ氏(67)の現職2人のほか、公明の石川博崇氏(36)、共産の清水忠史氏(41)の新人2人が立候補に向けた準備を進めている。
また、出馬の構えをみせている府議もおり、選挙戦は混戦が予想されている。
大阪選挙区ではこのところ民主、公明、自民がそれぞれ1議席ずつ確保する構図が続いている。平成16年の選挙では7人が立候補。尾立氏、北川氏のほかに、公明の山下栄一氏が当選を果たした。
3人は今回改選にあたるが、山下氏は引退を決めているため、石川氏はその後継として出馬する。
9人が立候補した前回平成19年選挙(改選数3)でも、民主、公明、自民が議席を確保。民主の梅村聡氏は約128万票を大量得票でトップ当選し、民主は勢いづいた。
今回は、政権交代を実現した民主が初めて、候補者2人の擁立を模索。民主関係者の一人は「2人擁立の経験がなく、試行錯誤しているところもあるが、政権交代の勢いに乗りたい」と打ち明ける。
選挙構図を塗り替える民主に動きに対し、自民や公明、共産などの各党が警戒を強めている。2010.1.5 02:28
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100105/osk1001050228001-n1.htm