橋下徹大阪府政を語ろう Part41

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240名無しさん@お腹いっぱい。
大阪府庁WTC移転構想…跡地も難題、東京以外は苦戦

 大阪府の橋下徹知事が「大阪を変える起爆剤に」と提案した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転計画。
府議会は10月、「ビル購入予算案は可決、移転条例案は否決」との結論を出したが、橋下知事は今後も移転を目指す考えを示している。他の都県のケースを見ると、都市の顔といえる庁舎の移転は数年がかりとなるのが実情だ。

 「災害時に職員が集まるか不安」「ビル購入や改修に巨額の費用がかかる」。現庁舎から約10キロ西のベイエリアにあるWTCへの府庁舎移転計画について、府議らは様々な理由で難色を示す。
「太閤さん(豊臣秀吉)の時代から政治行政の中心地。安易に移るべきではない」と大阪城前から離れることへの抵抗感もある。

 橋下知事が移転にこだわる理由もまた、庁舎が政治行政のシンボルであり、波及効果も大きいからにほかならない。
府の研究機関の試算では、府庁舎移転によってWTC周辺でオフィスビル建設が進み、移転に伴う経済効果は約7800億円に達するという。

 府は今回の採決結果を受け、当面、一部の部署をWTCに移して「第2庁舎化」を進める方針だ。橋下知事は「ゴールは(本庁舎の)移転」としており、改めて条例案を提案し、庁舎移転を求めるとみられる。

 府によると、過去20年間に都道府県庁舎を移したのは東京、鹿児島、茨城、石川の4都県。
庁舎が手狭になったり、老朽化したりしたことが理由だが、検討開始から条例案可決まで東京で約3年半、石川で約5年、茨城で約7年かかっており、旧庁舎の跡地利用が課題になるケースも多い。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 06:13:44 ID:???
 水戸市の水戸城跡にあった茨城県庁舎は1999年、郊外に移った。新庁舎の展望ロビーの入場者が総計約300万人に達するなど県民の関心は高いが、旧庁舎の跡地利用は予定通りに進まず、市役所の一部を移す構想が浮上している。

 石川県は2003年、金沢市中心部にあった庁舎を郊外に移転したが、旧庁舎跡地の再開発は財政悪化などで難航。来春にレストランなどがオープンするものの、全体の供用開始は15年になる見通しだ。

 東京・新宿は、91年に丸の内から移った都庁舎とともに副都心として発展。旧庁舎跡地には総合文化施設「東京国際フォーラム」が誕生するなど、双方でにぎわいを生んだが、首都という恵まれた条件での例外的なケースと言える。

 大阪府庁舎が移転した場合、府は現庁舎周辺を民間に売却し、ホテルなどとして整備してもらう計画を掲げる。橋下知事が最初に移転構想を打ち出してから約1年4か月。
賛否入り交じった議論はなお続きそうだ。(社会部 辻阪光平)(2009年12月6日 読売新聞)

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091206-OYO8T00338.htm