WTCビル…「先行取得」可決へ
府議会最終調整 橋下知事「一歩前進」
大阪府の橋下徹知事が再挑戦した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への庁舎移転について、府議会は26日、本会議で関連議案を採決する。
自民、民主両党府議団が、WTCビル購入の補正予算案を可決する一方、庁舎移転条例案の採決を先送りする「ビル先行取得」を決めたことを巡り、公明党府議団が同日朝から総会で対応を協議。
同じ知事与党の自民と協調する方向で調整している。各会派も最終の協議を続けており、採決は夜にずれ込みそうだが、補正予算案だけが可決される見通しは変わらない情勢だ。
橋下知事はこの日朝、府庁内で報道陣に、「(移転関連2議案の)両方がペケになれば、前に動かなくなってしまう。
可能性をゼロにしてしまうよりも、1歩進む方が重要。庁舎移転が実現しないと府民の理解は得られない。2歩目、3歩目を、大阪市とタッグを組んで進めていかなければいけない」と述べた。
府議会各会派は、本会議採決を前に同日朝から断続的に協議を続けた。
公明党府議団は午前9時からの総会で、「庁舎移転を決めないのに、ビルだけ購入すると、府民は疑問を持つ」
「自民、民主の折衷案に過ぎない」などと先行取得に対して慎重な意見が相次ぎ、一時中断。岩下学・府議団幹事長は報道陣に「関連2議案をセットで判断しないと、府民に分かりにくい」と語った。
その後、自民、民主、公明3会派の幹事長会談が開かれ、公明党の岩下幹事長は、知事に移転条例案の取り下げを求める申し入れを行うことを提案した。
一方、先行取得の方針を示す民主党府議団では、移転反対の一部府議が「庁舎移転の是非が決まらないまま、WTCビルを購入するのはおかしい」と述べ、造反の動きを見せた。
ただ、補正予算案に最後まで反対の姿勢を示す府議は、少数にとどまるとみられている。
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091026-OYO8T00811.htm?from=tokusyu
採決に向け最終調整=庁舎移転案で−大阪府議会
橋下徹知事が強い意欲を示している庁舎移転案について、大阪府議会は26日の本会議での採決に向け、各会派が最終的な調整を続けた。
移転先となる大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)の購入費(約85億円)を含む補正予算案のみを優先して採決し、
庁舎移転の根拠となる条例案の採決は見送る案が軸。だが、公明党が「分かりづらく、府民に説明できない」などと反発し、なお流動的で、調整がもつれれば、同日中の採決は難しくなる可能性もある。
自民、民主両党などは予算案には賛成の方針で、採決された場合は、可決される公算が大きい。
条例案の方は、可決には出席議員の3分の2の賛成が必要。
2月議会では否決されており、議会内には一度否決した議案を再提出したことなどへの反発が根強く、可決は厳しい情勢。
そのため、会社更生手続き中のWTCの更生計画の提出期限が年末に迫っていることもあって、過半数の可決で済む予算案のみの採決を優先させる「妥協案」が自民党を中心に浮上した。
府は、本庁舎の移転を目指しつつ、条例案の採決時期が遅れれば当面、現在民間の賃貸ビルに入居している部局を移転させてWTCを第二庁舎などとして活用する意向だ。(2009/10/26-19:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102600551
橋下知事「1つでも前進を」 WTC購入案可決へ府議会が調整
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への大阪府庁移転構想をめぐり26日午後、府議会本会議が開かれる。
WTCビル購入などを盛り込んだ補正予算案などが採決されるが、主要会派が賛成の意向を固めつつあり、同案は可決の見通し。
ただ、本庁舎移転の条例案については反対意見が根強く、この日の採決は見送りとなるとみられ、議会側は条例案の取り下げ要請も模索している。
条例案が取り下げられれば、WTCビルを購入しても本庁舎としては使用せず、第二庁舎として活用する選択肢が浮上することになるが、
橋下徹知事が取り下げにまで応じるかどうかは不透明で、議会運営には流動的要素が残されている。
これまで、WTC関連議案のうち、ビル購入と本庁舎移転の2案をセットで通過させたいとする意向を示してきた橋下知事は同日朝「(2案が)両方ペケになるよりも、一つでも進める方がよい。
目の前のことよりも将来のことを考えた方がよいと判断した」と述べた。
また、移転案が否決された2月議会との違いについて「一度目は(2案セットという)自分の意見を曲げなかった。
二度目の今回は議会からパーフェクトといわれるほど内容を詰めてきたつもりで、もう一度、突っぱねると民意が離れる」とした。
WTC購入案については、自民がすでに賛成で意見集約することを固めているほか、民主も賛成派が過半数を上回っている。
この日朝から議員団総会を開いた公明も、知事が移転条例案を取り下げれば、購入案に賛成する可能性を示唆している。
移転条例案の取り下げなどについて各会派は、幹事長同士の会談などで調整を続けている。
WTCへの府庁移転については、これまで自民・民主・公明の3会派が、会派内で賛否が割れ、意見調整が進められていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091026/lcl0910261336002-n1.htm
241 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 23:03:39 ID:O6y0eTNs
支持率が高いのはあまり自慢にならないぞ…大阪が衆愚だという証拠にしかならない