橋下徹大阪府政を語ろう Part35

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811名無しさん@お腹いっぱい。
大阪WTC:府庁移転 府議会、購入案可決へ 移転案は継続審議

 大阪府庁舎の大阪ワールドトレードセンタービルディング(大阪市住之江区、WTC)への移転関連2議案のうち、ビル購入費約85億円を含む補正予算案が26日の府議会本会議で可決される見通しとなった。
府庁舎をWTCに移転する条例案について、橋下徹知事が議会側に継続審議にすることを容認する意向を示したため。2議案の一括採決を主張してきた橋下知事が、議会側の反対論を受け譲歩した形だ。

 府は今後ビルを先行取得し、現在の府庁舎のある大手前地区のまちづくり計画を再検討する。
最大会派の自民党府議団は「知事の意向を踏まえ24日中に結論を出す」、前回反対した公明党府議団は先行取得を「考える余地がある」といずれも前向きにとらえている。

 関係者によると橋下知事は23日夜、府議会終了後に朝倉秀実議長らと会談。条例案の採決先送りを容認する意向を伝えた。
WTCがある臨海部と大手前地区のまちづくりについて「検討不足」とする議会内の意見に配慮したものとみられる。

 橋下知事は会談に先立つ府議会で「議会と政策協議をしっかり進める」と述べ、議会の意向を尊重する姿勢を示していた。
812名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 01:12:16 ID:???
 ■視点
 ◇「まちづくり」検討不十分

 大阪府庁舎移転問題は、WTCビルの先行取得という形で、一時的な収束を迎える情勢となった。移転条例案に十分な支持を集めることができず、購入だけを先行させた形だ。
南港地区や大手前地区での「まちづくり」計画は府議会でも指摘されたように検討が不十分で、府がWTCビルを「購入しただけ」で終わる懸念がある。

 橋下徹知事は府庁をWTCビルに移転する理由として「ストック(土地や建物)の活用」という理論を押し通したが、そこに「府民」は登場しない。
府立成人病センター(大阪市東成区)を府庁舎が移転した後の大手前地区に移転する計画を立てたが、命と健康にかかわる拠点医療機関が「パズルの一部」のように扱われる展開は「府民不在」で府議らからも反発があった。

 建築や都市計画の世界では唐突なプランを「天から降ってきた」と呼ぶ。今回の結末は政治的攻防の産物だが、大阪再生を本気で考えるなら、相応の時間をかけて一連のまちづくりを「地から生えてきた」計画に高めるべきだ。【福田隆】

http://mainichi.jp/kansai/news/20091024ddf001010002000c.html