橋下徹大阪府政を語ろう Part29

このエントリーをはてなブックマークに追加
563名無しさん@お腹いっぱい。
大阪WTC:府庁移転 府、市、財界、同床異夢?−−夢洲・咲洲地区推進協

 ◇知事「カジノ構想」賛否

 「上海やバンコクでもカジノが(活性化の)一つのキーワードになっている」−−。大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転条例案が否決されて半年。
平松邦夫大阪市長が橋下徹大阪府知事の「再挑戦」を後押しする狙いで開いた15日の「夢洲・咲洲地区まちづくり推進協議会」では、橋下知事からカジノ誘致構想も飛び出したが、賛否が分かれた。
「どう得するか計算するのが我々だ。まず政治主導で絵を描いて」と経済界から本音も。それぞれの思惑をはらみながら協議会がスタートした。

 府・市・経済界のトップが顔をそろえ、朝食をとりながら協調ムードで議論。
橋下知事が国際展示場の活性化策として提案したカジノ誘致案に、平松市長は「アレルギーも大きい」、野村明雄・大阪商工会議所会頭は「透明性を前提にすれば重要な集客施設の一つ」と賛否の意見が出た。

 下妻博・関経連会長は終了間際に「『経済界は何をやんねん』とよく言われる。我々は計算してからでないとやらない。まずは政治主導で絵を描いてほしい」と、くぎを刺した。

 終了後、橋下知事は「大阪市が出した案は非常に具体的。府議会にも評価してもらえるのでは」とする一方で「ただ府民全体がついていこうと思えばちょっと足りない。分かりやすいビジョンをもう一度出す」と述べた。
平松市長も「府議会は協議会の議論に耳を傾け、このエリアが持つ潜在能力を考えてほしい」と訴えた。【稲垣淳、堀文彦、井上直樹】
564名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 00:49:17 ID:???
 ■視点

 ◇あるべき姿、徹底議論を

 3月の府議会でWTCへの府庁舎移転案が否決された際、「大阪市の本気度が見えない」ことが理由の一つに挙げられた。15日の協議会は「本気度」を示せたのか。
橋下徹知事は協議会を終えて「(大阪)市長がリーダーシップを取り、府と経済界も動き出した。これまでと違う」と手応えを語った。

 しかし、この場で出た経済特区案や企業誘致は国の協力を引き出す必要があったり、実現性が不透明であるなど、府議会を納得させる力を持つものか疑問符が付く。
府議会内には元々「大阪市が失敗した開発の尻ぬぐい」という思いが根強く、再挑戦にも「3月と状況が変わらない」と否定的な意見が多い。

 橋下知事は堺市長選(27日投開票)で政党「相乗り」候補の対立候補を推し、反発を招くなどあつれきを生んでおり、府庁舎移転案の見通しは予断を許さない。
政治的対立に終始するのではなく、あるべき府庁舎像をめぐる本来の徹底議論を期待したい。【福田隆】

http://www.mainichi.jp/kansai/hashimoto/news/20090915ddf041010020000c.html