「分権進まねば民主と闘う」 橋下改革、韓国の首長らに語る
【ソウル=池口次郎】大阪府の橋下徹知事は4日、韓国・ソウル市で、日本の総務省にあたる韓国行政安全部の外郭団体・地方行政研究院の開院25周年記念国際セミナーに出席し、
地方分権を巡る橋下改革をテーマに講演。「民主党政権で地方分権のスタートが切れると確信している」と評価する一方、「分権を進めてくれなければ、次の選挙、民主党を落とすべく政治的な闘いをする」と語った。
「政治主導で“国のかたち”を変革 政治闘争で地方分権を勝ち取る」と題し、韓国の自治体首長や職員ら約400人を前に行った。
講演で、橋下知事は、今回の衆院選に向けて結成した「首長連合」の活動を紹介し、
「政権選択をかけて、各政党が地方の意見に振り向かざるをえない状況で『地方分権を進めなければ、政権の座を奪われる』という揺さぶりをかけた。その結果、各党が公約に地方分権の推進を盛り込んだ」とその成果を披露した。
また、今後の展望について「国と地方の協議機関もできる。日本で50年変わらなかったことが、半年で変わった。韓国も一緒に地方分権を勝ち取りましょう」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が起こった。
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20090904-OYO8T00670.htm?from=tokusyu