新型インフルエンザ:「季節性の対策を」 国に橋下・大阪府知事
大阪府の橋下知事は17日の会見で「このままでは都市機能がマヒする」として対策の緩和に向けた指針を示すよう、舛添要一厚生労働相に電話で要請したことを明らかにした。
橋下知事は「強毒性の鳥インフルエンザを想定した対策を取ったが、今回の新型は弱毒性の印象。どこかで季節性のインフルエンザ対策に移さなくてはいけない」と主張した。
国の行動計画は、第2段階(国内発生早期)では感染者を感染症指定医療機関に入院させるよう定めているが、府は症状に応じて自宅療養を認める。府によると全国初の措置。
一方で府は学校の所在地や感染した生徒が住む茨木、豊中、吹田の3市ですべての幼稚園、保育園、学校を休業させる。対象の児童・生徒らは約16万人。
通所型の高齢者施設、映画館などの休業や、多数の人が集まるイベントの中止も要請。当面は23日まで実施する。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090518ddm001040061000c.html
週内にも対策切り替え=「季節性と変わらず」−新型インフルエンザ・舛添厚労相
新型インフルエンザの感染者が急増した18日、舛添要一厚生労働相は同省内で記者会見し、
政府の専門家諮問委員会から新型インフルエンザは季節性と大きく変わらないとの報告を受けたとして、週内にも対策を切り替える方針を示した。軽症患者の自宅療養などを検討する。
舛添厚労相は、致死率の高い鳥インフルエンザを前提とした政府の行動計画は実態に合わないとし、「軽めの症状に合わせた形の対応に変えたい」と述べた。
行動計画は現在の「国内発生早期」段階では、軽症者も含めて患者全員の入院を定めているが、今後は軽症者の自宅療養を認める方向。
また、感染の疑いのある人が発熱外来だけでなく通常の病院を受診できるようにすることや、感染者と接した人にタミフルを予防投与する原則の見直しも検討する。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009051800823