関西国際空港:国内線、海外航空の参入容認 乗り継ぎ機能強化−−国交省検討
路線数が減少する関西国際空港について国土交通省は、関空に発着する外国の航空会社から国内路線の開設申請があった場合、認める方向で検討していることが2日、分かった。
関空の乗り継ぎ機能を強化するのが狙いで、関空会社は外国航空会社に打診を始めた。国際的に外国航空会社に対し自国の国内路線の運航を認めている例はなく、日本の航空会社との共同運航(コードシェア)として認める方針。【井出晋平】
現在、国内2空港に立ち寄る外国航空会社の路線はあるが、国内区間だけの利用はできない。外国航空会社に国内路線の開設を認める場合にも、日本の航空会社とのコードシェアを義務付け、チケットは日本の航空会社が販売する。
国交省、関空会社は、外国航空会社の関空から東北や北陸、中国方面への路線開設を想定。外国航空会社に打診を始めている。だが、外国航空会社にとってはチケット販売を日本の航空会社に一任するため価格設定の自由度が低い。
開設してもメリットが得られるかは不透明で、実現には、「割安な価格設定などさらにハードルを越える必要がある」(関空会社幹部)という。
関空の国内線は、ピーク時(96年10月)には1日34都市84便あった。現在は15都市54便だが、日本航空と全日本空輸が減便を発表。4月からは11都市45便となり、過去最低だった12都市38便に次ぐ低い水準となる。
http://mainichi.jp/kansai/news/20090202ddf001040002000c.html 規制緩和市場開放自由競争ktkr