【元ＭＢＳアナウンサー】大阪市　平松邦夫市長

大阪市職員組合：勤務中の活動、前年度比９５％減に　／大阪

◇「ヤミ専」批判受けた規則廃止で

　職員が勤務時間中に有給で従事できる組合活動の範囲を定めた「職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例」（通称・ながら条例）の規則を廃止した大阪市で、「時間内組合活動」が激減していることが１７日、市の調査で分かった。
労使交渉前の組合の機関会議を認めないことにしたためで、時間では前年度比で９５％減になった。

　労使交渉のほか交渉の準備行為を有給での組合活動として認めていた市の条例が「拡大解釈を許し、ヤミ専従の温床になっている」と批判を浴び、市は０５年１０月に条例からこの部分を削除した。
代わりに、機関会議など活動の種類ごとに認める回数や時間を定めた規則をつくったが、この規則についても総務省が「適法な交渉の範囲を拡大している」と是正を要求したため、昨年度末で廃止した。

　市の調査では、０７年４〜９月の許可件数が９９７９件から今年同期には９９２件（９０％減）に、許可時間が２万６２７３時間から１４３９時間（９５％減）になった。【麻生幸次郎】

http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2008/11/18/20081118ddlk27040428000c.html