携帯中継基地の設置に住民説明義務付け、鎌倉市が条例制定へ
2009年12月17日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0912170002/ 電磁波による健康被害や景観への懸念を理由に、全国各地でトラブルなどが起
きている携帯電話・PHS中継基地局の設置について、鎌倉市は16日までに、
通信事業者に周辺住民への事前説明などを義務付ける条例を定める方針を固め
、素案をまとめた。市によると、基地局設置に関する同様の条例は、全国でも
珍しく、県内では初めて。来年2月市議会定例会に条例案を提出し制定を目指す。
基地局設置をめぐっては、高さ15メートル未満であれば、建築基準法上の届
け出は不要。景観条例のある鎌倉市は、風致地区内で5メートル未満、地区外
の市域では10メートル未満の工作物は届け出の必要がなく、既存建築物に敷設
する数メートル程度の基地局は事実上、設置を把握する手段がないという。
市経営企画部は「住民の知らない間に完成してしまい、トラブルになること
を防ぐための条例。携帯電話と基地局を排除する条例ではない」と説明する。