http://www.bunya.ne.jp/kiji/2006/1108/matudo/matudo.htm 「東葛北部地域の一層の連携に向けて」と題した「東葛北部市長サミット」が
10月14日、松戸市の聖徳大学で開かれ、我孫子、柏、鎌ヶ谷、野田、松戸の5
市長が参加した。主催は「J&Tまちづくりセンター運営協議会。同地域の市
長が一堂に会するのは11年ぶり。
会議で福嶋浩彦・我孫子市長は、「10万人都市には、市民と市長が議論して町
づくりができる良さがある。その長所を生かしていきたい」と発言。
「船橋、習志野との合併も考えられる。合併する自治体の組み合わせは市民が
考えていくべき。市民アンケートでは多様な結果が出ている」と切り出したの
は清水聖士・鎌ヶ谷市長。
川井敏久・松戸市長も、「松戸は北部との合併以外に、市川や船橋という選択
もある。合併、政令市の準備作業に入っており、自分の任期中に道筋をつけた
い。住民満足度の向上を目指す」と、東葛6市以外との合併の可能性も示唆した。
「東葛北部地域は、それぞれが独自にやっていける財政基盤がある。その中で
どうするのか?合併の必要は感じるが、市民を説得するテクニックを持たない」
と語ったのは、根本崇・野田市長。
「医療や福祉で高次のサービスを提供するには、大きい方が効率的」と話す本多
晃・柏市長は、「合併には情熱が必要。東葛地区でどういう町を作るのか?共通
の目標や理念が無ければ、市民の結論は出ない」と課題を出した。
政令指定都市化に向けての合併問題が大きなテーマとなった今回の会議では、各
市長の考えの違いが強く感じられた。
会議に欠席した流山市を加えた6市では今年、「政令指定都市問題研究会」を設
置した。政令市の長所・短所を検討し、住民に情報提供していく予定だという。