考えてみれば私たちはお付き合いといっても数えるほどしか逢っていない。
最初にあの人と会った時は五時間半も話をしていました。
思えば、この時が一番楽しかったのかも知れません。
二度目はお話できると思っていのに、ヤるだけの逢瀬になってしまい、悲しかった。
三度目、出国直前に懇願してやっとお昼を一緒して二時間話したのは、次に楽しかったかも知れません。
話題は私たちの関係などに付いては一切ありませんでしたが。
ですから、待ち続ける間、メールが乏しくても、内容が無くても、
「会って話せば楽しいのだから」と自分に言い聞かせていました。
結婚したいと思ったのも、「お話していて楽しい」と言うのが大切と思ったので、
この人なら一生お話していても楽しいかも知れないと思ったからです。
あとはNYでの一週間。これがすべてです。