<大阪>府の裏金問題 教育長が「大甘」発言
次々と明るみになる大阪府の裏金問題。自浄能力に限界を感じた府は、きょう、第3者による調査委員会を
立ち上げました。しかし、裏金の当事者の意識はまだ生ぬるいようです。
元裁判官の大学教授と元地検特捜部長の弁護士。そして、公認会計士の3人からなる調査委員会は、きょう
午後、初会合を開きました。冒頭、太田知事は、「府の内部調査では限界がある。専門家の立場から意見を
いただきたい」と話しました。委員会は、来月末までに報告をまとめ、府は、これをもとに関係した職員を
処分する方針です。大阪府は、きのう、これまで隠されるなどしていた裏金の総額が4870万円に上ると
いう調査結果を発表しましたが、これについて知事は、「怒りすら感じる」と語り、今後自らの処分を始め、
職員にも厳しい姿勢で臨むことを表明しています。
ところが、これに対し、2つの部署で合わせておよそ880万円の裏金が見つかった教育委員会のトップ・
竹内脩教育長は、「タイミングを逃してしまったら、なかなか後になって言いづらいところはあるんかなあ
と思いますけれども」と語り、「担当者も悩んでいたのでは」と身内の職員をかばう発言をしています。
さらに教育長は、再発防止策について、「知事が示すと思う」と述べ、教育行政のトップである自らの責任
についても明言しませんでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061226-00000007-abc-l27