大阪府税事務所の経理担当者が「裏金」引き継ぎ
大阪府南河内府税事務所の歴代経理担当者が、「裏金」とみられる現金約102万円を、9年間にわたり
事務所の金庫などに保管し、引き継いでいたことが7日、分かった。
現在の総務課長(60)は3年前、この金を自分名義の銀行口座に移して全額を小遣いとして流用していた
が、匿名の投書で始まった調査に気付き、先月、全額を戻していたという。府は「横領の疑いがある」として、
府警に告訴する方針。
府によると今年9月、匿名の投書を受けて、総務係があった32の出先事務所に調査を指示し、事案が発覚
した。金は1997年から、封筒とキャンディー缶に入れて保管、引き継がれていたが、現在の総務課長が
2003年、監査や会計検査が入ると金庫まで調べられると聞き、自分名義の銀行口座に入金。その後、小遣い
が足りない時など20数回にわたり引き出し、全額を私的に流用した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000116-yom-soci