河村氏が名古屋市長選に出馬へ 小沢代表が推薦容認
民主党の小沢一郎代表が、今春の名古屋市長選で出馬に向けた動向が注目される同党の河村たかし衆院議員
(60)=愛知1区=の党推薦を容認する意向を同党愛知県連関係者に伝えたことが分かった。同県連は河村氏
擁立に動き始めるが、河村氏の持論の市議の給与引き下げなどの政策ビジョンに、市議団の反発も予想される。
河村氏は15日、本紙に「大変ありがたい話。支援者とも相談し、腹を固めたい」と話した。近く、正式に
出馬を表明する。無所属で立候補し、民主の単独推薦を受ける形になるとみられる。
現在5期目。4年前に名古屋市長選にいったん出馬を表明したが、民主の支持が得られなかったこともあり、
撤回した。
河村氏が市長選に出馬するため衆院議員を辞職した場合、衆院補欠選挙は通常なら4月となるが、9月の任期満了
まで半年を切っているため、公選法の規定で補選は行われない。
愛知1区の民主党後任候補は、佐藤夕子愛知県議(46)=名古屋市東区=が有力視されている。
同市長選で、民主は、山田哲郎市教育次長(55)の擁立を目指したが、市議会で与党会派を組む自民、公明の
反発もあり、見送り。候補者探しは混迷していた。今後、自公の動きが焦点となる。
同市長選には、愛知県商工団体連合会の太田義郎会長(64)が共産党などでつくる市民団体の推薦を受け、出馬を
表明している。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009011502000246.html