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元新聞記者:
市長選終盤の情勢−門川候補の優位変わらず−
公明党、学会後援会がフル稼動している。新聞各社の優勢報道にもかかわらず、組
織が引き締まり、大票田の伏見区でリードを保っている。周辺各区でも、左京区を
除きトップの勢いがある。地元の中京区では他候補を引き離し、上京区、南区でも
猛追する中村、村山両候補と差が開きつつある。陣営では投票率40%と見て、2
0万票が目標と見ている。
中村候補は全国から集結した共産党、民主団体の応援が熱気を帯びてきている。候
補者が弱者の立場を守る弁護士ということをアピールし、弁護士仲間からの応援も
得て、牙城の左京区では村山候補と拮抗してきた。また北区でも健闘している。た
だ同和問題のテーマは村山候補の政策と重なり、アピール度がやや低いところが痛
い。今後は大票田の伏見区、右京区の闘いがカギと見て、共産党中央からも多彩な
弁士が入洛の予定。村山候補はこのままでは5万票〜8万票に終わる可能性があり、
主要政党の推薦がない無党派候補としての闘いがカギとなるが、苦しい情勢で地元
の左京区以外での票がどれだけ伸びるか、陣営の最後の活動が注目される。
岡田候補は苦しい情勢。
最終得票予想(投票率40%と推定)
門川候補 17万票〜20万票 中村候補 12万票〜14万票
村山候補 5万票〜8万票 岡田候補 1万票〜3万票