県議選定数 つくば1増古河1減 区割り現状維持
2006/06/10(土) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/topnews.htm 今年十二月の県議選について、つくば市区の定数を一増の四議席、古河市区(旧古河市区域)の
定数を一減の一議席とする方向で、県議会・最大会派の自民党など主要会派が調整に乗り出したこ
とが九日、分かった。選挙区(計三十五区)は、市町村の枠組みが今後の合併でさらに変動する見通
しのため、現在の区割りが維持される。議員定数も大枠は現状維持だが、つくば、古河の両選挙区は
昨年の国勢調査で人口と議席配分の不均衡がやや際立つ結果になったことから、最小限の是正は
避けられないと判断したとみられる。自民党などはこうした見直し案に沿った県議選挙区条例の改正
案を近くまとめ、今定例会に議員提案する方針。
つくば市区定数の一増は昨年十月実施の国勢調査の結果、定数3のつくば市区の人口が定数5の
日立市区を上回ったためだ。こうした議員定数と人口の「逆転区」は他にも計六選挙区あるが、いず
れも定数の逆転差は一議席。両選挙区の場合は逆転の開きが二議席あり、このままでは有権者の
理解を得られにくいと判断したとみられる。