茨 城 県 議 選

このエントリーをはてなブックマークに追加
278杉山真大 ◆mRYEzsNHlY
県議選定数 つくば1増古河1減 区割り現状維持
2006/06/10(土) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/topnews.htm

 今年十二月の県議選について、つくば市区の定数を一増の四議席、古河市区(旧古河市区域)の
定数を一減の一議席とする方向で、県議会・最大会派の自民党など主要会派が調整に乗り出したこ
とが九日、分かった。選挙区(計三十五区)は、市町村の枠組みが今後の合併でさらに変動する見通
しのため、現在の区割りが維持される。議員定数も大枠は現状維持だが、つくば、古河の両選挙区は
昨年の国勢調査で人口と議席配分の不均衡がやや際立つ結果になったことから、最小限の是正は
避けられないと判断したとみられる。自民党などはこうした見直し案に沿った県議選挙区条例の改正
案を近くまとめ、今定例会に議員提案する方針。

 つくば市区定数の一増は昨年十月実施の国勢調査の結果、定数3のつくば市区の人口が定数5の
日立市区を上回ったためだ。こうした議員定数と人口の「逆転区」は他にも計六選挙区あるが、いず
れも定数の逆転差は一議席。両選挙区の場合は逆転の開きが二議席あり、このままでは有権者の
理解を得られにくいと判断したとみられる。
279杉山真大 ◆mRYEzsNHlY :2006/06/10(土) 15:17:35 ID:YyK48qOw
 日立市区定数を一減としなかったのは選挙区定数の現状維持を基本としていることに加え、有権者
数(二十歳以上人口)では日立市区がつくば市区をなお約一万三千人上回っているためとみられる。
 古河市区(定数2)は国勢調査の結果、議員複数区(二人以上区)の中では人口が最も少ないこと
が判明。選挙区間の「一票の格差」(議員一人当たりの人口格差)を是正する狙いから一減に踏み切
ったとみられる。つくば市区の一増だけでは議員の総定数(現行65)が増えるため、行財政改革の流
れに逆行しかねないと判断したらしい。
 県議選挙区は「平成の大合併」で、現在の市町村の枠組みとは合致しなくなっている。しかし、県議
選挙区は合併特例法で一回の改選に限り従来の区割りを維持できることになっており、県議会は二
〇〇四年九月、この規定を適用した条例案を可決。今回は従来選挙区で実施することが既に決まっ
ている。
 ただ、行方郡区(定数2)については、潮来市発足(旧潮来町と旧牛堀町が〇一年四月合併)に伴う
合併特例を既に前回〇二年選挙で適用。今回の選挙で現行区域を維持するには潮来市と旧麻生町・
旧北浦町・旧麻生玉造町地域(現行方市)の「合区」が必要となるため、今定例会提出の条例改正案
にはこの合区措置も盛り込まれる。(小川敏正)